11月22日から24日までの三連休。再び、お遍路さんへと・・・・伊予の国を回りました
<小倉の夜景> <松山へ到着>
今回は、小倉を21日の夜出港で松山へ5時ごろ到着のフェリーで。
二人で、リュックを背負っての旅行です
松山駅に五時半到着。
ここからJRバスで久万高原奥のへの「御三戸」というバス停まで約1時間半のバスの旅
途中は、三坂峠という約700メートルくらいの所を通過します
バスの中には、何人かのお遍路さんもいらっしゃいました
そして、バス通学の小学生も。毎日大変だろうなぁ
1時間半のバスの旅。一人1740円。結構かかりますよね
100円お得な回数券を3冊購入して少しだけ得した気分になりながら下車
御三戸 に到着!ここから歩きが始まります。まずは、45番の岩屋寺へ約8キロの行程
ここで、地元のおじいさんとお会いしました
御三戸のバス停の所にあるお手洗いや簡易休憩所を作られて今も管理されているそうです
私達がバスから降りて準備をしていると声を掛けて下さり、「お接待だよ」とみかんを下さいました
もう50回以上も四国八十八ヶ所を回られているベテランの先立さんとだそうです
金
の納め札を頂き、私達は「白い」納め札ですがお渡ししました
しばしお話して、いよいよ出発 (^^♪
夜中に雨が降ったそうで路面は濡れていますが、雨は降りそうにありません(良かった)
ただ、霧が発生していて先に広がる山は眺めることは出来なかったのですが、
紅葉を楽しみながら歩きます(まだまだ余裕有り 笑)
1時間半少しで、岩屋寺到着。よし!!!と思いきや、ここからが、大変だった(@_@;)
岩屋寺は、麓の駐車場から険しい石段(266段だそうです)を延々と上っていかないといけなかったのです
そういえば、お寺の紹介にも書いて有った微かな記憶が・・・・
こんな看板にも激励されながら、約20分位登らないといけない・・・大変だわ
登り口の参道でパチリ。売り物ではありませんが (~_~;)
第45番札所 岩屋寺
岩屋寺の歴史・由来
標高700m。奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるように堂宇がたたずむ典型的な山岳霊場である。神仙境をおもわせる境内は、むかしから修験者が修行の場としていたようで、さまざまな伝承が残されている。
弘法大師がこの霊地を訪ねたのは弘仁6年とされている。そのころすでに土佐の女性が岩窟に籠るなどして、法華三昧を成就、空中を自在に飛行できる神通力を身につけ、法華仙人と称していたという。だが仙人は、大師の修法に篤く帰依し、全山を献上した。大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置し、また、石像を奥の院の秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされた
大変な修行(登り坂)の後、ようやく本堂・大師堂に到着
上りきると巨大な岩壁を背にして、本堂と大師堂が建っています
大師堂
標高560mにある岩屋寺の本堂は、垂直に立った岩壁の前に立っていて、まるで岩の中から飛び出しているように見えます。
本 堂
法華仙人堂跡
その昔、この山中に住んで居た法華仙人という神通力を持った女が修行されたと言われる場所
本堂奥の岩の壁の所に梯子を登って見る事ができました
今回は、見上げるだけで終わり。でも、見上げるだけでもひっくり返りそうでした
ここでは、、熱いうどんのおせったいを頂きました
朝、6時頃パンを食べたきり。歩いたのでお腹も空いています
美味しく頂きました 感謝・感謝
そして、今度は、同じ道をせっせと下ります
転がり落ちない様に、注意・注意
第44番 大宝寺へ向けて・・・・ ここも紅葉が広がる道を歩きました
風景を楽しみながらの歩きですが、単調な長い上り坂も続きます・・・・・つら~~~~い
随分歩きました。そうすると、お遍路道の表示と一緒に、こんな表示が有りました
道が崩れている所があるそうです。なので・・・・・・・・
『峠御堂トンネル』 600M を歩きました
歩道が 有りません。急ぎ足で、注意しながら先を急ぎます
車の行き来も多く、通過する音が反響するので怖かった。トンネルの出口が見えるとホッとしました
約12キロを歩き、ようやく44番札所 大宝寺へ向かう参道へ到着 疲れた~~~
参道から境内にかけては、檜やの杉の大木がそびえ立ち、鬱蒼としています
大宝寺の檜は樹齢400~500年、杉は樹齢800~1000年ということだそうです
第44番札所 大寶寺
大寶寺の歴史・由来
四十三番明石寺からの道のりは約80km、峠越えの難所がつづき、歩けば20時間を超す「遍路ころがし」の霊場。四国霊場八十八ヶ所のちょうど半分に当たり、「中札所」といわれる。標高四90mの高原にあり、境内は老樹が林立し、幽寂な空気が漂う。
縁起は大和朝廷の時代まで遡る。百済から来朝した聖僧が、携えてきた十一面観音像をこの山中に安置していた。飛鳥時代になって大宝元年のこと、安芸(広島)からきた明神右京、隼人という兄弟の狩人が、菅草のなかにあった十一面観音像を見つけ、草庵を結んでこの尊像を祀った。ときの文武天皇(在位697〜707)はこの奏上を聞き、さっそく勅命を出して寺院を建立、元号にちなんで「大寶寺」と号し、創建された。弘法大師がこの地を訪れたのは、およそ120年後で弘仁13年(822)、密教を修法されて、四国霊場の中札所と定められ、これを機に天台宗だった宗派を真言宗に改めた。
紅葉が美しいお寺でした
境内は、久万高原の山の中にあり空気も澄み、木々の間から射し込む光の中で
ひんやりとした雰囲気が漂っていました。秋を満喫です
この後は、久万高原から今日宿泊予定の浄瑠璃寺前の民宿まで向かいます
松山行のバスで峠を越え、塩ケ森で下車。ここから、下りで約2.8キロ
ここまで向かうバスの中では、お遍路の女性二人と、地元の女性と楽しくおしゃべり
途中で下車した私達は、バスで先へ進む皆さんと笑顔でて大きく振りながらお別れ
これも一期一会ですね
ここで、4時20分位 急げば、5時には46番の浄瑠璃寺に到着できると思い坂道を急ぎ足で下る・下る
結構、必死で歩きました~~~
後、1.1キロ 頑張らなくっちゃ !!!!
到着 5時に間に合ったので御朱印を頂くことができます
第46番札所 浄瑠璃寺
浄瑠璃寺の歴史・由来
浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場である。参道入口の石段左に「永き日や衛門三郎浄るり寺」と彫られた正岡子規の句碑があり、お遍路を迎えてくれる。このあたりは遍路の元祖といわれる右衛門三郎のふる里として知られる。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置した。寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、山号もまた医王如来に因んだ。
約百年後の大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師がこの寺にとどまり、荒廃していた伽藍を修復し、四国霊場の一寺とした。室町時代の末期に足利幕府の武将、平岡道倚が病に苦しみ、本尊に祈願したところ、ご利益で全快したのに感激し、寺塔を再興して厚く帰依した
浄瑠璃寺の境内には、仏の霊験にあやかれるものがたくさんありました
さまざまなご利益を祈願できることから「御利益のよろず屋」とも呼ばれているそうです
「説法石(せっぽういし)」には、こんな説明があります。
おかけください、説法石
おしゃかさまが説法され修行されたインドの霊鷲山(りょうじゃせん)の石が埋め込んであります
↓ これこれ (^。^)y-.。o○
「仏足石」
石に刻まれた仏の足跡に自らの足を重ね、健脚と交通安全を祈って踏拝するのです
「網掛け石」の伝承
むかし、弘法大師が大きな石を網に入れてオウク(担(にな)い棒)で担ってきたが、榎まで来たところでオウクが折れてしまった。その拍子に、折れたオウクが山に飛んで行った。落ちた所をオオクボ(松山市久谷町大久保)というようになった。また、石の一つは下の御坂川に落ち、もう一つは今に残る網掛け石である。」と記している。
「もみ大師」
豊作、延命のご利益があると言われ、参拝する人々が非常に多い。
今日はこれで終わりです。5時過ぎに宿泊の「長珍屋」さんへ入りました
朝、松山に着いてから約12時間
長い(?)一日が終わりました お疲れ様!!!
明日は、道後温泉へ向かうお遍路道を歩きます
お疲れ様です。
地図を見ていますと、四国山脈あたりの霊場ですね。
先週は、四国で雪が降り道路が通行止めになりました。
厳しい修行ですね。
よく計画され、実行されています。
山道なんか、歩いているときつくて、もう止めようとか思いますが、着いた時の感激はたまらないですね。
これからも厳しい修行が続くみたいです。頑張ってください。
最近、何となく気力がなくなって
落ち込んでいます。
いろんなしがらみを整理して
四国を歩きたくなりました。
今回のお寺も道もすばらしく感動的です。
感動がしみじみと伝わってきました。
生きているうちにぼくちゃんさんたちが
歩かれた道を僕も歩いてみたいと思いながら
読ませていただきました。
私たちが行った時は、10月位の暖かさで、寒さ対策をしていたため、何枚もブルゾンを脱ぎ、汗ダクダクでした
徳島の山間部は大雪のニュースですね
きっと私たちが歩いたところも雪が積もっているのかな?と想像していますけど・・・
しかし、歩いている途中は、きついなぁ~~と思うばかりです。夕方、お風呂に入りのんびりした時に「今日も頑張ったな」と自分をほめてます 笑
まだまだ、先は長いです
歩いている間は、何を考えていたのかな?と
今ふと思っています
二人で歩いているので、お互いに声を掛けながらですが、
急な登り坂などは、自分との(重い荷物かも 笑)戦いかな
でも、歩いて廻ると大変ですが、その分、沢山の良い出会いがあるような気がします
JRウォーキングも一緒かな
重いリュック姿が印象的です。
今回は紅葉も楽しめる時期のお遍路さんでした
はい、確かに荷物は重かった・・・・
前よりも色々と不要なものは除いたはずなのになぁ~
これも、修行と思う事にしないとですね
歩きながら雑念を落とし、心を洗って、
道中の出逢いに心を満たして
神様にお参り…
まさにこれが修行なのですね~
まだまだ続く修行の旅、頑張って下さい!
お遍路さんは頑張ってるですね。
私は会社を早期退職した年、元同僚とバスツアーで一度体験しましたが、
こんなのお遍路さんじゃないなあ!
歩くのはきついし、後は自転車で行こうか?
な~んて、話したけど、それっきりです。
大きなリュックを背負って、歩いてる姿に後光が見えるようですよ。
『まだまだ これからじゃ 岩屋の坂と人生は』
この写真を見て、何だか励みになりました。
歩きながら「何でこんな坂道なんだろう~」「まだつかないのかなぁ」と雑念が沸々と(
今回はお天気にも恵まれたので、紅葉も歩きながら楽しむ事が出来ました
ご利益有ったのかもしれないですね
でも、思い出に残る道のりでした
は~~~い 二人でテクテク歩いてますよ
亀の歩きの様にボチボチ進んでますが、思い出や出会いは沢山あったと思います
次はもう少し荷物が軽くなるように工夫しようかと(
『まだまだ これからじゃ 岩屋の坂と人生は』の看板は、今でも目に浮かびますよ 大変だったなぁ