GWを利用した、歩き遍路も3日目で終わり
列車での移動をした後 64番・63番を打ったら終了です 終わりが近くなるとこれまでの行程が嘘の様に短く感じます
観音寺駅から列車での移動
穏やかな瀬戸内海
伊予西条駅で特急列車待ち停車
ここは、石鎚山登山の為の最寄駅である以外にも・・・・・・
「鉄道歴史パーク in SAIJO」で今は有名らしいです
http://s-trp.jp/about.html <HP>
「鉄道歴史パーク in SAIJO」は、「四国鉄道文化館 北館」、「四国鉄道文化館 南館」、「十河信二記念館」、「観光交流センター」の4つの施設がそろった西条市の新しい観光・交流エリアで、鉄道のことや西条の見どころなど、西条の魅力をどなたでも見て、知って楽しんでいただくことができるそうです
GWということもあり、ホームから見ているだけでも思ったより沢山の子供さんが来ているようでした。ちょっぴり興味も有りましたが、私たちはここからまだ歩かなくてはいけませんので、下車せずにホームから眺めるだけでした
”四国鉄道文化館 南館”の前には 軌間可変電車 フリーゲージトレイン 第2次試験車が展示されています
第4代国鉄総裁 十河信二記念館
いつだったか忘れたけど、NHKのドラマで新幹線の開発の頃の事を題材にした分が有って、その時に「十河信二」が登場していたのを思い出しました。
※スペシャルドラマ 「妻たちの新幹線」 2014年10月25日放送[全1回] 伊東四朗さんが十河総裁をしていました※
石鎚山駅に到着
ここから 64番前神寺~63番吉祥寺をお参りします
ここも「西条市」です
石鎚神社の大鳥居を見ながら左折
前神寺へ向かいます 駅から歩いてそんなにかかりませんが、暑い!
到着
よ~~~し
山門には「石鈇山」の文字があります
お参りに向かいます
境内に到着です 眼の前に見えるのは「大師堂」
◇64番札所 石鈇山 前神寺◇
役行者(えんのぎょうじゃ)が開基した寺で、石鈇山修験道の総本山。桓武(かんむ)天皇をはじめ、歴代の天皇から信仰されるなど、皇室との縁も深い。この寺が里前神寺で、山頂近くに奥前神寺がある。7月の山開きには、白装束を着た多数の信者たちが、奥前神寺まで仏名を唱えながら山を登っていく。
◇大師堂◇
順番は違うけれども、直ぐに大師堂が有ったので先にお参りさせていただきました (-_-;)
このお寺は、西条藩主である松平家の信仰も集め松平氏は東照宮をまつり、三葉葵の寺紋を許されたそうです
◇鐘楼◇
気分良く、ゴ~~ンと一突 ♪♪
本堂へお参り向かいます
日本七霊山の1つ、石鎚山(1981m)の麓に位置するので、少し中に進むだけで木々で囲まれて来て神秘的な気分になります
”浄土橋” と書いてある小さな橋を渡ります(極楽にでも行けるのだろうか???⇒罰当たりかも・・・・・)
◇御滝不動明王像◇
昔は滝打修行が行われていたそうです。
現在は水量も乏しく、1円玉を投げて滝下の岩肌に張り付くとご利益があるそうです
階段を上がると・・・・・
目の前がぱ~~~っと開けます 山とお堂が目に飛び込んでくるような気がします
本堂は両翼を備えた見事な入母屋造り
◇本堂◇
お参りします
前神寺と横峰寺(四国霊場60番)は石鎚蔵王権現〔いしづちざおうごんげん〕と称して別当寺として栄えたそうです。本堂の右側には「石鈇山大権現」の額がかかったお社があります
ここもお参りしました
結構高い所にお社は有るので、さっきお参りした本堂も随分下に見下ろせます
上から見るとお寺の美しい姿が更によくわかりました
注意深く階段を下ります ここで転げたら大変!
◇薬師堂◇
◇不動堂◇
”金毘羅大権現” と書いてありました
◇上人像◇
最後に、納経所でご朱印をいただいて、お参りは終わりです
さあ、吉祥寺へ向かって歩きます
前神寺から歩いてすぐのところに、 「石鎚神社」が有ります
前回も今回の前を通るだけですが、一度はきちんとお参りしたいと思います
ここからは、旧街道をほぼ真っ直ぐに歩くだけです
一度歩いているので、時々前歩いたときのことを思い出しますが、時々、お遍路シールを確認していきます
(逆打ちだと、お遍路シールが歩いていく方向に貼っていないのです・・・・・振り返りながら確認)
旧街道を歩くので、歩く途中で色々な史跡を目にします
◎西條西国三十三霊場 第25番 阿弥陀寺
「のだふじ」は2本あり、小さい方の根周りは0.7m、目通り0.68mあり、大きい方の根周りは1.25m、目通り0.7mの老木だそうです
あの先が「石鎚山」??なのかなぁと思いながら歩いていました 奥には高い山が連なって見えます
◎野々市ヶ原古戦場・千人塚
天正13年(1585年)豊臣秀吉による四国征伐で、小早川隆景が率いる豊臣方の軍勢が伊予の新居郡に上陸した。これを迎え撃つ長宗我部方の武将は金子城主金子元宅で、自身は守護代石川氏の居城高峠城に入り、金子城には弟金子元春、さらに高尾城に高橋美濃守を入れて守りを固めた。小早川隆景の軍勢は金子城、続けて高尾城をも攻め落とした。高峠城の金子元宅はこれを見て城を焼き払い、手勢を率いて野々市が原に討って出て討死した。戦後小早川隆景は首級を実験し、これを千人塚として葬った。これが現在の野々市が原古戦場・千人塚の地であるという。
◎大久保四郎兵衛の塚 天正の陣で大久保砦を守っていて、討死した武将の墓
日差しは5月としては強く、旧街道では日陰もあまり有りませんでした。なるべく、日陰を探しながら歩きます。
私たちは、ここは逆打ちで歩いていることになるので、何人か「歩き遍路さん」とすれ違いました
その中には、韓国(プサン)からの方も !(^^)! もう、何度か歩かれているそうで、日本語もペラペラ 凄い(@_@)
立派な一眼のカメラを持って、大きなリュックを背負って歩かれていて、この日も横峰寺を打って歩いてこられたそうです
今回は、ニューヨーカー フランスのお兄ちゃん そして韓国プサンの女性と、インターナショナルな出会いが沢山ありました
そして、ようやく 吉祥寺に着きました
今回は、これで打ち終わりでほっと一安心です
山門の前には一対の「象」の像が向き合っています。普通だったら「阿吽」の狛犬がいるところですが・・・・これが印象的なお寺です
四国八十八か所でこのお寺だけがインドの四天王の一人毘沙門天を本尊とするため何となく日本っていうより、インドっぽい感じのお寺になるのかな??
寺宝で非公開の「マリア観音像」もあるそうです。なんとなくハイカラな感じがするお遍路のお寺です
着いたぞぉ
さあ、今回最後のお参りです
◇63番札所 密教山 吉祥寺◇
この地で弘法大師は、金色に輝くヒノキの木を見つけ、その木で本尊の毘沙聞天、脇侍の吉祥天、善膩師(ぜんにし)童子を刻んだという。毘沙聞天を本尊とする寺は四国霊場唯一で、商売繁盛にご利益があるとされる。
◇本堂◇
◇大師堂◇
◇成就石◇
本堂の前にある穴の開いた石「成就石」。目を閉じたまま近づき、穴に金剛杖を通すことができれば願いが叶うといわれています。また境内にある「くぐり吉祥天女」は、下をくぐると福を授けてもらえるとか。
この石は滝壷から運ばれたもので、この穴は滝の水であいたそうです びっくり!
試してみましたよ
杖を”ズルズル前を探りながら””そろそろ歩き”、穴の中に入れました これでは、願いもかなわないですかね~(笑)
◇くぐり吉祥天女◇
境内に「くぐり吉祥天女」という像があり、この下をくぐると願いがかなうという。
何度も何度もくぐりました 欲深いかも・・・・・・
お参りも終わり、JR伊予氷見駅へ
ここから、松山駅へ向かい、夜のフェリーで小倉へ帰ります
松山駅へは普通列車で約2時間 思ったより時間がかかるんだなぁ~
特急列車通過==3333 アンパンマン号でした
松山駅に着きました
良く考えると、お昼ごはんは食べてない・・・・・お腹はペコペコ なので、取りあえずのマック(笑) 久しぶりだと美味しいよ
いただきま~~す (#^.^#)
最終日はこれだけ歩きました!
松山駅前の「伊予の湯治場 喜助の湯」で今日の汗を流します
前回も松山から帰るときはここでさっぱりとして帰りました
ここは、歩き遍路の杖や傘も受付で預かってくれるし、大きなリュックが入るロッカーも貸出してくれます
のんびりできるので、お奨めですね
お風呂から上がって、今日2回目のかき氷も食べました 生き返る~~~!(^^)!
そして、フェリーの中で、軽く食事をしてから就寝 ぐっすり眠れました 💤・・・・💤・・・・・💤・・・・・・💤…
これで、私たGW歩き遍路はおしまいです
そうそう、このブログを作っているときに気付いたのですが、63番吉祥寺の納経所で写した地図に62番札所宝寿寺の表示が消されていました。色々な事情が有るみたいですが・・・・今回は61番・62番は打っていませんがはてさてどうなるのでしょうか??
この先、予定としては 60番横峯寺~61番&62番を往復フェリー泊でお参りする予定にしてるんだけどなぁ
そして、歩き終えてお風呂に入ってさっぱりした後、松山駅前で、相棒は見事にすっころびました・・・・・
靴の紐をきちんと結んでいなくて、その紐が反対の靴に引っかかってバタリ
大事にはなりませんでしたが、ジャージの右ひざ部分が破れ、膝は擦り剥けてしまいました
自分の全くの不注意でした。「自宅に着くまでが旅行」という言葉を聞いたことが有りますが、この言葉が今回ほど身に染みた事はありませんでした。歩いているときは、いつも靴ひもの解けには気を付けているのですが、こんな失敗をしないように次からは気を付けないとと自分に言い聞かせています。反省・反省
また涼しくなったら、お遍路さんに行かなきゃね~ 四国が私たちを待ってるよ~
おしまい ( ^^) _~~🎶🎶