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思い出の曲13 INXSのアルバム『Kick』

“思い出の曲シリーズ”は
1年ぶりになるが、また懐かしい
アルバムを紹介したい。

80年代に青春時代をアメリカで
過ごした僕にとって、やっぱり
80’sの音楽が今でも一番印象に
強く残っているし、思い出の曲も多い。
当時は楽曲のレベルも高かったし、
今聴いても素晴らしいと思える曲や
アーティストも実に多い。

そんな中、80’sの後半に活躍し、
僕も大きな影響を受けたバンドに、
INXSがいた。
ニュージーランド出身のロックバンドで、
1985年にシングル『What You Need』の
大ヒットで一躍有名になる。
そして1987年にリリースされた
6枚目のアルバム『Kick』で本格的な
大ブレイクを成し遂げたのであった。



このアルバム『Kick』はちょうど
アメリカのハイスクールを卒業して
日本に帰国した年にリリースされたが、
いわば僕の思い出の80’sの中でも
かなり終盤に差し鰍ゥった
作品ではあった。しかし、
このアルバムにかなりの衝撃を
当時受けたのを今でも良く覚えている。

『Kick』に収録されているのは下記全12曲。
1) Guns in the Sky
2) New Sensation
3) Devil Inside
4) Need you Tonight
5) Mediate
6) The Loved One
7) Wild Life
8) Never Tear us Apart
9) Mystify
10) Kick
11) Calling all Nations
12) Tiny Daggers

12曲中、捨て曲が全く無い見事な完成度。
中でもシングルカットされた『Need You Tonight』、
『Devil Inside』、『New Sensation』、
『Never Tear Us Apart』の4曲は大ヒットした。
僕はどの曲も好きだが、このアルバムで特に
印象に残っているのが『Devil Inside』だろう。
当時毎日のようにこのアルバムを聴いて
いたのが今でも懐かしい。



INXSの音楽はとても独特だ。
ニューウェーブロックと呼ばれることが
多いが、その音色は尖っているが、
メチャメチャに激し過ぎない。
とても秩序とハーモニーに満ちているが、
かといって変にお利口な枠にハマってもいない。
カッティングが効いたギターもU2とはまた
違ったサウンドで、洗練されたパンクサウンドが
とてもカッコ良かった。
ボーカルのマイケル・ハッチェンスの
声がまたセクシーであったし、
シャウトもするが、無秩序でも無く、
かと言って、決して機械的でも無い。
何とも絶妙且つ斬新で、洗練された
世界観を作り上げていた
バンドであった。

ボーカルのマイケル・ハッチェンスは、
1997年にシドニーのホテルで首吊り自殺を
して亡くなってしまった。理由ははっきり
知らないが、とても残念でならない。
INXSというバンドはまだ存続しているが、
マイケル・ハッチェンスが亡くなった時点で
僕の中ではINXSは永遠に消えてしまったと
言える。



INXSを一度も聴いたことが無い方は、
ぜひアルバム『Kick』を聴かれることを
まずはオススメしたい。
リリースしてから26年経った今聴いても
全く古さを感じさせない、その斬新な
音楽性にきっと新鮮さを感じ、
魅了されるに違い無い。
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