13日の夜はお客とNYのシーフードレストラン『BLT Fish』で会食。ここはNYでも人気のレストランで1階がカジュアル席、3階は落ち着いた雰囲気のダイニング席となっており、天井はガラス張りなので、雪が降るのを店内で眺めることが出来る。カキや魚料理などどれも美味しく、ワインメニューもなかなか充実しており、これまでにも何度か利用している。

BLT Fish
21 West 17th Street, between Fifth & Sixth Avenues,
New York, NY 10011
電話: 212-691-8888
www.bltfish.com
15日の早朝は、JetBlue航空を利用してテキサスのオースティンに移動。JetBlueは米国のLCC(格安航空会社)で、LCCの先駆けでもある人気航空会社。ネットバブルが弾け、米国経済が大きく低迷し始めた1999年に創設され、格安航空券が求められる時代のニーズとも合致した形で景気低迷、911テロ以降唯一大きく事業を伸ばした航空会社でもある。JetBlueの設立経緯や経営については、米国のビジネススクールでも常に取り上げられるほどの成功モデルとして有名である。

JetBlueの経営陣は元々、Southwest航空という、これまたLCCとして人気であった航空会社におり、そこでの経験を元にしながら、更に新しいLCCとしてのビジネスモデルを追求する形で立ち上げられた。航空券の予約は自社ウェブサイトのみ(旅行代理店等では取り扱えない)として、無駄は極力排除することで安い料金体系を確立。一方でLCCらしからぬサービスを実現。座席クラスを1つに統一し、全席レザーシート、衛星TV/衛星ラジオが自由に機内で観賞出来るTVモニターを配置。また座席間のピッチを広げてゆったりとした空間を実現している。

立ち上げ当初はNYのJFK国際空港をハブとしながら、まずはLAのロングビーチにある小さな地方空港に就航。これを皮切りに、全米内主要都市との間に便を設け、今では284機を抱える航空会社にまで成長した。NY JFK国際空港の第5ターミナルはJetBlue専用のターミナルだが、こちらもJetBlueのブランドイメージを斬新な形で取り入れており、そのデザイン性は秀逸。
ちなみに、下記写真にもあるが、何とこの第5ターミナルには無印良品のショップが入っていたのには驚いた。


設立当初より僕がJetBlueに注目したのは、そのシンプル且つ清潔感のあるブランドイメージ。JetBlueというだけあって、企業カラーをブルーグラデーションに統一。僕が元々好きな”ブルー”をふんだんに使っていることや、JetBlueという企業名も含め、強力なマーケティング戦略はとても共感出来るものであり、一つの理想的なブランド事例として捉えている。米国大手航空会社が経営難に陥る中、大手に次ぐ一大勢力となったJetBlueの今後の展開に注目したい。

ちなみに、今回JetBlueの第5ターミナルにあるフードコートで朝食を取っていたら、スカーレット・ヨハンソンを黒髪にしたような可愛いウェイトレスに遭遇。JetBlueには全く関係無いものの、僕の中でのJetBlueのイメージがまだ上がってしまった。
