BMWが生産した究極の2シーター/オープンスポーツとして、”Z8”という車がある。これはZ3やZ4と同じく2シーター・オープンスポーツモデルとなるZシリーズの最上位車種だが、2000年から2003年までの3年間のみ生産・販売開始され、全世界で約5,700台が販売された。左ハンドルのみで主にアメリカでの販売がメインだったようだが、その発表以来、僕もすっかり憧れのモデルとなった。
発表当時、Z3同様にボンドカーにも起用されて大きな話題となったが、BMW 507のDNAを受け継ぐ車種の1台としても有名で、そのデザイン性は細部にわたるまでとにかく美しいの一言!レトロ感も残したそのフォルムは、ため息が出てしまう美しさである。デザインのみならずその動力性能ももちろん素晴らしく、さすがZの最上位機種だけあってエンジンはM5に搭載されていたものが使用され、物凄くパワフルなスーパーカーとなっていた。日本での販売価格は1,600万円。今でもその希少価値から中古でもかなりの値段で取引されているらしいので、手に入れるのは困難である。
僕もこのZ8が発表された当時はまさにZ3に乗っていたわけだが、さすがにZ8は手に入るような車ではなかったので、当時1/18のミニカーを購入して眺めながら密かに憧れて、楽しんでいた。こちらが2000年当時に購入したMaisto社製のZ8だが、僕の好きなネイビーカラーで、細部も忠実に再現されており、ミニカーとしてのクオリティは極めて高い。Maisto社のミニカーはお求めやすい価格ながらその精度はかなり高く、かなり色々な車種をMaistoでコレクションしている。
そして、先日なんと同じくMaisto社製のZ8で、1/24スケールのミニカーを2台ゲットしたが、それがこちら。
ネイビーとシルバーの2台だが、ネイビーはこれまで持っていた1/18版と同じながら、実はホイールとタイヤがカスタマイズされたもので、車体が低くなっている珍しいカスタム品。シルバーの方はノーマル仕様の1/24版。1/18に比べて一回り小さいサイズながら、ディテールは一切手抜きしておらず、なかなか見事な出来映え。むしろ小さいだけにその細部のクオリティも引き立つ。
これ以外に1/36スケールとなるKinsmart社製のZ8ミニカーも持っているので、これでMaisto社製1/18、1/24を2台、そして1/36を1台と、合計4台のZ8オーナーとなった。どれも素晴らしいが、今回入手したMaisto社製1/24の2台もなかなか気に入ってしまった。またまた良いミニカーがコレクションに加わった!