

今ちょうどこのSF MOMAで「Picasso and American Art」という展示会をやっているが、これはピカソが如何にアメリカのャbプアート画家たちに多大な影響を与えたかをテーマにしたものだ。今回の展示会のExhibit Book(写真)の表紙も飾っているロイ・リキテンスタインの作品を始め、アンディー・ウォーホル、ジャクソン・ャ宴bク、ジャスパー・ジョーンズなどのャbプアートの巨匠たちのピカソにちなんだ作品が公開されていた。ピカソは1973年に92歳で亡くなったが、実に長生きした画家であり、生涯制作した作品数も桁違いに多く、ギネスブックに載るほどだ。その長い画家人生の中で、彼に影響を受けたアーティストは少なくない。今回の展示会のテーマにもなっている通り、アメリカの多くのャbプアーティストたちもピカソを大いに尊敬し、時にライバル心を燃やしながらピカソの影響を色濃く受けてきたことが展示会の作品を見ても伝わってきたが、僕の好きなロイ・リキテンスタインもそんなアーティストの1人であった。

ロイ・リキテンスタインは、アンディー・ウォーホルらと共に、ャbプアートを代表するアメリカの画家で、1997年に残念ながら亡くなってしまったが、僕がNYで過ごしたハイスクール時代は、彼もまだ健在で、ャbプアートが大ブームだった当時、彼の人気は凄いものがあった。ちょうど1987年、ハイスクール最後の年にNYの近代美術館(MOMA)で彼の展示会をやっていたのを見に行ったことが昨日のように思い出される(余談だが、アンディー・ウォ<zルはちょうどこの頃、1987年に死去している)。MOMAの所蔵している彼の作品の1つに「The Girl with ball」があるが、これは僕の好きな作品の1つで、当時、美術クラスでこの絵を題材に取り上げ、大きなケント紙にこの絵をカラーマーカーで模写したこともある作品なので、思い出深い。先日久しぶりにNYのMOMAに立ち寄った際、ちょうどこの作品がMOMAのガイドブックの表紙を飾っていたのを見た時には実に嬉く、また懐かしかった(写真)。


三原色と白、黒を使ったロイ・リキテンスタインの作品は、兎に角ャbプだ。初期の作品は、漫画の1コマのような場面をキャンバスに印刷インクのドットまで拡大して描いており、漫画の持つインパクトをうまく利用したそのャbプ性のある作品が大きな話題を呼んだ(写真は代表作のWham!)。晩年は筆のストロークを題材に描いた多くのシリーズも残している。また、同じタッチで多くの彫刻や立体作品なども有り、House I (写真)などは実にャbプで面白い作品だ。


彼の作品は日本にも幾つか所蔵されているが、東京都現代美術館では「Girl with Ribbon」(写真)を見ることが出来る。
