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絵本、『げんきになったよ こりすのリッキ』!

僕の大好きな絵本作家、とりごえまりさんによる久々の新作絵本がついに発売された。絵本のタイトルは『げんきになったよ こりすのリッキ』。文は竹下文子さんという方が担当し、とりごえまりいさんは今回絵だけを担当しているが、やっぱり如何にもとりごえまりさんらしい、優しいタッチだ。

今回の主人公はこりすのリッキ君。いつも元気に森の木々を友達と一緒に飛び回っていたリッキだが、ある日病気になってしまう。となり町の病院に入院することになり、結局1年くらいの長い入院生活を経て退院し、いつもの生活を取り戻して行くリッキの姿を描いている。

絵本では、普段の生活に戻るリッキの姿が印象的に描かれている。体力もかなり衰え、元の状態に戻すには時間がかかる。そして精神的にもいままでのような友達の輪に戻れるか不安を抱えながらの復帰である。そんな入院した後のリハビリなどを経験したことがある全ての人が共感出来る内容となっている。“少しずつ、少しずつ”、そしてその復帰を成功させるには、友達などまわりの人々の協力が必要であることを思い知らさせる絵本だ。

とりごえまりさんは石川県のご出身で、今も地元の金沢を拠点に生活をされている絵本作家さん。昔、まだ東京を拠点に活動されていた頃、ギャラリーで個展を開催されていた際、一緒に写真を撮らせて頂いたのがとても懐かしいし、とりごえまりさんにはその時絵本に2冊サインを頂いたのだが、今でも大切に保管している。

その後も何度か絵本の展示会などで会いに行ったこともあるくらいとても好きな絵本作家さん。そんなとりごえまりさんからの久々の新作絵本ということで今回楽しみにしていたが、期待通りの可愛くて素晴らしい絵本であった。可愛い動物や、優しい風景を描かせたらピカイチのとりごえまりさんなのである。自分の絵本制作においても、また良い刺激となった。

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