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大人気のオリビア・ロドリゴ、秀逸なデビューアルバム!

最近米国で大ブレイクしているシンガー、オリビア・ロドリゴが気になって、先日デビューアルバム、『SOUR』をダウンロードした。彼女は今年1月にリリースされたファーストシングル、『drivers license』が大ヒットし、一躍その名が世界に知れ渡ったが、実はアメリカではディズニーチャンネルや、『ハイスクール・ミュージカル』の二二役で人気に火が付いた。ディズニーチャンネルの出身という意味では、ブリットニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラの路線とも言えるが、みな歌手としての基本がしっかり出来ているし、歌唱力には定評のある人ばかりである。その意味でも、オリビア・ロドリゴには興味があった。



オリビア・ロドリゴは2003年産まれの18歳。父がフィリピン系アメリカ人、母がドイツ・アイルランド系ということで、どこかアジア的な親しみやすさもあるし、なかなか可愛い。



今年5月に発売されたばかりのファーストアルバム、『SOUR』は下記全11曲。

1) brutal
2) traitor
3) drivers license
4) 1 step forward, 3 steps back
5) déjà vu
6) good 4 u
7) enough for you
8) happier
9) jealousy, jealousy
10)favorite crime
11)hope ur ok



1曲目の『brutal』は、少しアブリル・レヴィーンの雰囲気に似た活きのいいガールズロック。2曲目の『traitor』、7曲目『enough for you』、10曲目の『favorite crime』は、どれもテイラー・スウィフト色の濃い作品。それもその筈、オリビアはテイラーの大ファンらしく、自らも世界最大のスウィフティー(テイラー・スウィフトのファン)と公言している。やはりテイラーにもかなり影響を受けていると思われる。そして、6曲目で、サードシングルの『good 4 u』は、テイラーの大ヒット曲、『shake it off』にも近い、ノリノリのロックだ。



3曲目のシングル『drivers license』と8曲目の『happier』は共にオリビアの学生生活での恋愛を赤裸々に歌った曲で、臨場感のある歌詞が実に見事だ。『drivers license』では、昔付き合っていた彼と運転免許をとって、その後の色々とな夢を描いていたが、別れてしまい、今では一人あなたの家の前を車で通るという、切ない失恋の歌。『happier』は個人的にアルバムで一番好きな曲だが、この曲も別れた彼が忘れられず、彼に今の彼女とハッピーになって欲しいけど、“よりハッピー”(happier)にはならないでね、身勝手でごめんね、という何とも未練タラタラの1曲だが、歌詞がなかなか秀逸であり、素直な感情が込められている。




また、このアルバムで気になったのは、『drivers license』とセカンドシングルの『deja vu』、そして『1 step forward, 3 steps back』では、まるでビリー・アイリッシュのようなウィスパリングボイスを聴かせる。まるでビリーの曲かと思わせる曲調とささやくようなボーカルは、一世を風靡しているビリーにも影響されたかもしれない。



アブリル・レヴィーン、テイラー・スウィフト、そしてビリー・アイリッシュのエッセンスを盛り込みながらも、自分らしい、臨場感のある歌詞が見事に融合した点が、多くのファンを獲得した要因だろう。ファーストアルバムにしてなかなか秀逸なアルバムが完成したものだ。このオリビア人気、どこまで続くか楽しみである。

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