「ポストカー」2019/7/19 12:03 日本郵便は19日、絵はがきにしたくなる日本各地の景勝地やイベントを巡る赤い移動型郵便局「ポストカー」を、東京駅前の商業施設でお披露目し、出発式を開いた。来年3月末までに全国9カ所を訪問する。
上記の記事が共同通信から全国に流れました。
昨日、当ブログで『ポストカー? 景勝地やイベントをまわるそうです - 日本郵便』
https://blog.goo.ne.jp/blc_2005/e/5e2199aaaba67031f992fe6825773ef5
https://blog.goo.ne.jp/blc_2005/e/5e2199aaaba67031f992fe6825773ef5
という記事をかきました。タイムスタンプは 2019/07/19 10:31:24 。そこに産経ニュースの記事がまだイベントは行われる前なのに「行われた」と書かれていたので追記でフライングかなと書きました。
なかなか面白い話題でニュース性もあるのに他紙が取り上げていないのを疑問に思い、日本郵便の広報は何をやっているんだろうと疑問に思ったのです。
これでは広報の敗北かとも思ったので、同じ広報マンとして「がんばれ!広報!」とエールまで送ったのですが、よくプレスリリースを読んでみるとお披露目イベントは12時からとなっていて、ネットの産経の記事は明らかにフライング。私の記事では慌てて追記で触れました。
些細なことといえば些細なことですが、ミスはミス。
さて、今日の各紙ではやはり大きく取り上げられていました。
季節感もあり、手紙が減ったという風潮とキャンペーンのタイミング、小山訓薫堂さんのプロデュースラジオ番組もありでさわやかなニュースとしてはぴったりですから。キャンペーンサイトもうまくできていて広報が遺憾なく仕事したと思います。なので、うまくメディアが乗ってくれてよかったと思います。
暗いニュースが多い中で広報の役割の一つは「良いニュース」を伝えていくことであるというのが、学校広報を長くやってきた私の持論です。
広報の話を導入で、good news=GOSPEL=善き知らせ(福音)という流れで話をすることがあります。
そういうことを考えさせるポストカーのニュースでした。もちろん手紙も私信(パーソナルメディア)ではありますが、ともに喜んだり、近況を伝えたり、相手を励ましたりできるメディアですし、SNSも同様です。ただSNSはパーソナル という部分には微妙な境界線を越えた部分があり、それがよく問題を起こします。おそらく本人が想定していない範囲で拡散することがあり、軽い気持ちで書いたこと、UPした画像、動画が問題になるのです。
パーソナルメディアではなく、もう一つの概念「ソーシャル」ということをネットによって「自己が拡張した」時代にはもっと考えてみる必要があるだろうと思います。個人が社会・世界に向かって表現し発信するメディアを持ったことは素晴らしいことです。
[蛇足]
今回の参議院選挙を見ても政治の原点のようなことを感じさせます。辻説法のようなものが政治の原点にはあるはずです。