ニュースを読めば読むほど、映画のような話で、ついつい引き込まれてしまう今回の元正花(ウォンジョンファ)(34)の事件なのです。
産経新聞にこの前紹介した記事とは少し異なる視点での記事が出ていました。
【衝撃事件の核心・特別版】北の女スパイ全貌(1) 生活苦から盗み、捜査恐れた優等生…思いがけぬ工作機関スカウト (1/5ページ) - MSN産経ニュース
【衝撃事件の核心・特別版】北の女スパイ全貌(2) 中国ヤクザも使い脱北者狩り、拉致、色仕掛けの情報収集… (1/5ページ) - MSN産経ニュース
【衝撃事件の核心・特別版】北の女スパイ全貌(3) 暗殺命令「どうしてもできない」 (1/5ページ) - MSN産経ニュース
これを読むとまず父親がスパイ工作のために韓国に侵入しようとして、殺せれ、元正花も最初に工作員の学校に入学、頭にけがをしたために除隊、その後、生活苦で盗みをし、中国に逃亡、結婚、帰国し、工作員に。その後も韓国、中国と信じられないくらい自由にアジアの各国を動きまわっているわけです。偽造のパスポート、韓国人拉致さらには脱北者への偽装、二重スパイ、暗殺未遂となんでもあり、言葉は品がないですが、まさにアジアを股にかけて飛びあるいているわけです。
映画たとえば「チャーリーズ・エンジェル」を観て「ありえない」と思うのですが、現実にこういうことが起こっているわけですね。
もちろん、こういう人物を生み出したのは、冷戦体制、南北分断、さらに独裁政権という政治の悲劇によるのであり、個人の犯罪ではなく、国家の犯罪であるわけです。
ということで、タイトルの映画
『ラスト、コーション』の話につながります。
(キャスト)
トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン、ジョアン・チェン 監督:アン・リー
(ストーリー)
1942 年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)は、敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づき暗殺の機会をうかがっていた。やがてその魅力でイーを誘惑することに成功したワンは、彼と危険な逢瀬を重ねることに。死と隣り合わせの日常から逃れるように、暴力的なまでに激しく互いを求め合う二人。そして、二人のスリリングで危険に満ちた禁断の愛は、時代の大きなうねりの中で運命的なラストへとなだれこんでいく--。
原作は台湾の作家アイリーン・チャン。
ラスト、コーション 色・戒 (集英社文庫 チ 5-1) (集英社文庫 チ 5-1) (文庫)
ところが、このモデルとなった女スパイがいたのですが、この原作と映画に日本では少なからず、動きがありました。
【産経抄】
8月18日 - MSN産経ニュース
26歳で散った愛国烈士 日中戦争秘話 ふたつの祖国をもつ女諜報員(産経新聞)-ニュース-今日のニュース(www.jinrixinwen.com)経済,エンターテインメント,スポーツ,コンピ
とふたつの記事がその動きを伝えているのですが、それを紹介しつつ、「ラスト、コーション2」とタイトルをつけた「紅(くれない)日記」というブログが一番きれいにまとまっています。鄭蘋如の写真もあります。漢字もちゃんとでていますしね。タイトルといい、ブログのデザインといいセンスいいですね。
ラスト、コーション2 - 紅(くれない)日記
脱帽です。
【そのほかのブログ記事】
鄭蘋如(てんぴんるう)の真実 - hongming漫筆 - 楽天ブログ(Blog)
北京五輪の舞台裏でも、もしかして女スパイ? - 主婦からみた政治・経済・文化 - 楽天ブログ(Blog)
萩原高のブログ…下谷笑鬼の片眼:
東京の名古屋学院生 <・・文中にテレビマンユニオンの村田亨さんの名前があります。
小山 敏葉のお稽古三昧・その弐☆
日中ハーフの女スパイの話。 <・・日本人の母の視点。そうですね。