もうすでに放送されてしまったのだが・・・。
毎週日曜の夕方、「サザエさん」と同時刻、
テレビ朝日で「奇跡の地球物語」という番組がやっている。
こないだの14日(日)は「京都晩秋」と題したコケ特集だった。
私はこの時間に家にいるときはいつも「サザエさん」の方を見てしまうため、
この番組のことをほとんど知らなかったのだが、数日前にコケ友のよ2さんから
今回の特集のことを教えてもらっていたので、見ることができた。
番組は30分と短い時間ながら苔庭の美しさに限らず、
コケが生まれた歴史から、コケの栄養の摂りかた、
コケは大きく分けると蘚類・苔類・ツノゴケ類があること、
そしてそれぞれのからだの違いなども図解で詳しく説明。
なかなか見ごたえのある番組だった。
当番組の公式サイトにその概要が載っていたので、
興味のある方のために紹介しておこう。
●「奇跡の地球物語 京都晩秋Part1 ~美しき古都を訪ねて~」
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20101114/index.html
なかでも私がとくに印象に残ったのは(公式サイトにも書かれているが)
大原・三千院を開いた伝教大師が残したこの言葉。
「等持定理青苔地」
これで「とうちじょうりせいたいち」と読む。
木々は風が吹けばざわめくが、
コケはどんなに風が吹こうと、
何があろうとざわめくということがない。
「等持定(=すなわち禅の境地)というのは、
コケの大地のような静寂の境地であり、
まばゆい緑の大地は心の平穏を表している」
という意味をもつ言葉なのだそうだ。
たしかにコケはとても小さいので
風が吹き葉がなびいても、音ひとつしない。
大地一面に広がるコケたちが音もなく風に揺れる光景は、
イメージしただけでもなんとも神秘的。
なんだか心の中の時間が止まったような、
もしくは時間という枠そのものが
あってないもののような不思議な心持ちになる。
それが禅の境地に繋がるのか私にはちょっとわからないが、
先人の言葉に「コケから教わることはまだまだありそうだ」と思いを新たにした。
毎週日曜の夕方、「サザエさん」と同時刻、
テレビ朝日で「奇跡の地球物語」という番組がやっている。
こないだの14日(日)は「京都晩秋」と題したコケ特集だった。
私はこの時間に家にいるときはいつも「サザエさん」の方を見てしまうため、
この番組のことをほとんど知らなかったのだが、数日前にコケ友のよ2さんから
今回の特集のことを教えてもらっていたので、見ることができた。
番組は30分と短い時間ながら苔庭の美しさに限らず、
コケが生まれた歴史から、コケの栄養の摂りかた、
コケは大きく分けると蘚類・苔類・ツノゴケ類があること、
そしてそれぞれのからだの違いなども図解で詳しく説明。
なかなか見ごたえのある番組だった。
当番組の公式サイトにその概要が載っていたので、
興味のある方のために紹介しておこう。
●「奇跡の地球物語 京都晩秋Part1 ~美しき古都を訪ねて~」
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20101114/index.html
なかでも私がとくに印象に残ったのは(公式サイトにも書かれているが)
大原・三千院を開いた伝教大師が残したこの言葉。
「等持定理青苔地」
これで「とうちじょうりせいたいち」と読む。
木々は風が吹けばざわめくが、
コケはどんなに風が吹こうと、
何があろうとざわめくということがない。
「等持定(=すなわち禅の境地)というのは、
コケの大地のような静寂の境地であり、
まばゆい緑の大地は心の平穏を表している」
という意味をもつ言葉なのだそうだ。
たしかにコケはとても小さいので
風が吹き葉がなびいても、音ひとつしない。
大地一面に広がるコケたちが音もなく風に揺れる光景は、
イメージしただけでもなんとも神秘的。
なんだか心の中の時間が止まったような、
もしくは時間という枠そのものが
あってないもののような不思議な心持ちになる。
それが禅の境地に繋がるのか私にはちょっとわからないが、
先人の言葉に「コケから教わることはまだまだありそうだ」と思いを新たにした。