教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

AK-PCAP1(ネットブック風PDA)買ってみた

2010-09-13 00:01:02 | 科学


http://www.faith-go.co.jp/parts/detail/?id=140399



外でちょっと使う用にまともなキーボードがついたモバイルデバイスが欲しい。
前にもちょっとだけ書いたとおりだ。

しかしだね・・・

ネットブックほどまともにPCでなくてもいい。
スマートブックでいいけど意外に安くならない。
ポメラも単機能の割りにいい値段してイマイチ。
タブレットのはキーボードがないからダメ。
携帯でQWERTYキーボードがついてるヤツはキーが小さすぎてイヤ。

・・・というので良いものがなかった。

しかし!
あったのだ!!

ちゃんと持ち運べて、
ポメラ並みに安く、
スマートブックもどきな多機能さで、
まともなQWERTYキーボードがついているもの。

それが秋葉原のFaithで売っていたAK-PCAP1である。
なんと1万5000円弱で買えてしまうのだ。
見た瞬間、10秒だけ悩んで即買った。



これはネットブックではない。
そもそもCPUはARM9である。
OSはWindowsではなくWindows CEが入っている。

これはスマートブックでもない。
100BaseTや無線LAN(802.11b/g)はついているが携帯のキャリアとは繋がらない。

では何なのか?

帰ってネットで調べたら良いことを言ったヤツがいた。
これはネットブック風PDAなのだとか。
(ちなみに箱には「Choi PASO」(ちょいパソ)と書いてある)



これは意外に使える。
デスクトップのキーボードほどではないにしろミニノートサイズのキーボードはついているので、まともにタイプができる。
IEやらWordPadやらExcelやらPDF ReaderやらMedia Playerやら入っているので何だかんだできる。
PowerPointはないがPowerPointもどきも入っている。
ポメラほどではないが20秒くらいで立ち上がるのでストレスなく起動できる。

ポメラでもいいけど何だかなぁ~、と思っていたわたしにとってはこれでいい。
実際、前回のblog記事は買った帰りに書いたものなのだ。



しかし!

実は安いなりだ。
問題もいくつかある。

キーボードが細かいところがいろいろおかしいのだ。
アルファベットと数字はまともな場所についている。
しかし¥とか「」とかのその他のキーが変なところについている。
「る」が「ゐ」とプリントされている。
まともなキーボードだろうと思って買ったらたぶん腹が立つ。

OSはパチモンではないが、このご時世にWindows CE 6.0なので、生まれたときから既に時代に逆らっている。

スマートブックもどきなのに性能面でスマートブックに劣るところも少なくない。
CPUもARM 9の300MHzなので、スマートブックと比較したにしても貧弱だ。
まじめなスマートブックよりもガタイが分厚い。
スマートブックというとおこがましいほどバッテリーが持たない(持続3時間, スタンバイ4時間)。

Media Playerが入っているから動画も再生できる。
しかしまともには再生してくれない。
昔のYou Tubeサイズの低画質なものや、わたしの投稿したノベマスくらいフレームレートが低いもの、それくらいならまともに再生できる。
おまけにまともに再生してくれない(極端に紙芝居になる)だけならまだしも、全く再生しないものまである。

わたしは使う予定はないがメーラーもあるのでLAN経由でメールもできる。
しかしメモリーがオーバーフローするからこまめに削除することを薦められている。

同じマイクロソフト製品にもかかわらずFEPが何か違う。
「まる」としても「○」には変換できない。

外付けでマウスを付けられるのは便利だが、カーソルがヌルヌル動いてビミョーに使いにくい。



ひっくり返して空気穴から中を覗いてみた。
1608のチップ抵抗やチップコンデンサが多用されている。
実装密度もかなり低いから基板の層数も異常に少ないのだろう。

昨今のスマートフォンのように実装にカネかかったような作りとは正反対だ。
そりゃあ分厚くもなるし、そりゃあバッテリーの場所も確保できなくて持ちが悪いのも頷ける。



それでもいいなら買え!
だから安いのだし、わかってて買う分にはお買い得だ。