教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

アイマス2のリストラについての反対意見

2010-09-21 00:00:18 | オタネタ全般


http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/idolmaster/im2/



さて、昨日に引き続きアイマス2の話題にしたい。
昨日はアイマス2の男キャラについて語った(※1)わけなので、こんどはアイドルのリストラについて語りたい。



Amazon.co.jp: アイドルマスター2(仮称): ゲーム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003V1WILE/

まず、↑このamazonのレビューを見てほしい。
アイマス2のコミュニティーでこれが話題になっている。

すべてが否定的な意見だ。

こういうモメゴトになると沸いてくる2chのような小ばかにしたレスも少なからずある。
なぜか関係ない嫌韓をあおる書き込みも少なからずある。
しかしそれだけではないのだ。

アイマス2のファンたちは、アイマスに登場する彼女たちに心の底から魂を魅入られた。
ファンたちは、その中のだれか1人と人生を共に生きることを目指していた。
かくいうわたしもその1人である。

しかし!

そのアイドルたちの幾人かはもう必要ないと公式に宣言された。
コミュニティーではリストラされたと言われる仕打ちである。

律子・伊織・亜美・あずささんのファンだった者たち。
彼らの落胆はこれからの人生の生きる意味を失うほどに奈落の底よりも深かった。
あずささんの熱狂的ファンであり、わたしにアイマスを感染させた某氏は
「もう全てがどうでもよくなった・・・」
とまでに絶望した。
そして今は自暴自棄になり、別のゲームの等身大シーツに包まって毎晩寝ている。
そうではなかったとしても、直接この4名のファンでなかった者たちにとっても落胆はあまりにも大きかった。



なぜリストラが行われたのか?

これはメディアの容量不足と関係があるのではなかろうか。
ようするにアイドル全員分のデータをメディア1枚に収めることはできなかったから、しかたなく切らざるを得なかったという理屈だ。
100歩ゆずってそれは物理的限界なので仕方がないとしよう。

では!

その代わりに、あのあまりにも不評な男性アイドルグループがなぜ追加されたのか。
男性アイドルグループを入れることが企画の大前提であり、それにより容量不足に陥ったから正規メンバーのリストラが行われた、そう考えるのが妥当である。

もしそうだとしたら。
ソフトを2本以上に分ければよろしい。
PSPでは3本に分かれていた。
実績のあるそれと同じことをすれば良いではないか。
その場合、ソフトAのアイドルとソフトBのアイドルを混在させたユニットは組むことができなくなりそうだが、それくらいで奈落の底より深く落胆する者などいやしない。
そうでなかったとしても、PSP版と同様に響と貴音をライバルキャラとして登場させるという選択肢もあったのではなかろうか。



なぜこの4名がリストラに選ばれたのか?

この4名には共通点がある。
こんなことはあまり言いたくないが、4人は不人気キャラというポジションである。
(亜美の場合だけは双子ということもあって分離しやすいという条件も加わったとも推測されるが。)

かつてバンナムは言った。
どうやったらファンのみなさんに喜んでもらえるかを考えていると。

その結果がこの判断である。
リストラするにしても、ファン層が薄いほうが統計的な期待値としては落胆の度合いが最も小さくなると判断したのだろう。

統計的な判断でいえばそれは間違いではない。
アイドルの人気票が裏付け資産のデリバティブでも売買するならそれが正しい判断だ。

しかし!

この4名のファンにとっては、落胆の度合いは100%なのだということを忘れてはならない。
それに直接その4名のファンでない者も同程度ではないにしろ酷く落胆したではないか。

アイマスのコミュニティーには極端にアンチが少ない。
東方のコミュには必ずアンチが沸いて出る。
ボカロのコミュにも空気を読まない異常に辛口なコメがよくつき雰囲気を悪くする事も少なくない。
しかし、アイマスのコミュだけはそうではない。

たまにアイマスにまで韓国起源説を持ち込んでくるバカもいる。
たまに嫌韓傾向のあるPのニコマス動画にとってつけたようなアンチコメを残していくバカもいる。
こういう連中を見ると生理的に嫌悪感を感じる。

しかし、大多数(日本人は1人残らず全員?)はそうではない。
アイマスのコミュの雰囲気の向上を常に意識しているのだ。

だからこそ直接その4名のファンでない者もそのリストラを悲しんだ。
内心では自分の共に生きると決めた運命の人がリストラの憂き目に遭わなくて良かったと安堵する分も少しはあるかもしれない。
しかし、そんなものよりもリストラされてしまったことに対する耐え難い虚無感のほうが圧倒的に強いのだ。



公式が発表した。
テーマは「団結」だと。
あの団結とは何だったのか。

いまファンが団結していること。
それはリストラによる虚無感と、それと引き換えにされた男性アイドルグループに対する憤りだけではないのか。

アイマスはタダのゲームでしかない。
しかし、ファンにとってアイマスは人生の伴侶だ。
だからこそ、タダのゲームというにしてはあまりにも大きい落胆がそこにあった。

作り手であるバンナムは生みの「親」という立場であり、我々ファンの「恋人」という立場とは違う。
だから我々の抱く落胆は彼らには理解できないのかもしれない。
だとしたらゲームの文化の発展にとって大きな不幸である。



ファンはどうすべきなのか?

それに対する明瞭な答えなど無い。

しかし、かつて古代民族メガドライバーはメガドライブの趣旨に反するゲームが発売されたとき、ただ「買わない」という選択をし、セガに対して無言の回答を示した。
そうすべきだと言うつもりはないが、半年後のわたしはそうするかもしれない。






【※1 アイマス2の男キャラについて】

アイマス2の男キャラについての反対意見
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100920



追伸:

http://jin115.com/archives/51711050.html

> あまりゲームのことを知らない経営者が不思議な舵取りをして、悲惨なゲームの出来上がりとか、そういうことが多くなってきてますね。株主も大事でしょうが、同じくらいプレイヤーのことも大事にしようよと。