教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

近視の誤解

2010-09-25 00:33:07 | 経済/経済/社会
(註:ここから書くことは十分には裏をとってないのでヨロシク)



よく、
「こんな小さいもの見えないよ! 俺は視力1.5なんだけど全然見えない!」
なんて言っているヤツを見る。

しかし、実はこれは見当違いも甚だしい物言いだ。



そもそも視力とは何か。

視力とは、人間の眼球の焦点が合う位置以上に遠いところにある画像の測定分解能を表したものである。
だから焦点が合う範囲内またはそれより近い位置の分解能は表していない。

近視とは何か。

近視とは、焦点の可動するダイナミックレンジが不自然に近い位置にオフセットしている状態を指す。
近視だと「目が悪い」と言うが、単に遠くに焦点が合わないだけであって、決して眼球の分解能が悪いわけではない。

では、小さいものを見るときはどうだろうか。

レンズの焦点が近い位置にあるほうが良いに決まっているではないか。
小さいものを見るときは近視のほうが有利なのだ。

わたしのようにド近視の人はやってみるといい。
小さいものを見るときはメガネを外したほうが見やすい。
具体的には、眼に近づけて見ることができるので拡大率が上がる。
近視用のメガネは焦点を遠くにおしやる光学補正装置だから、焦点をなるべく眼に近づけたいときには無いほうが良いのだ。

では視力1.5の人はどうなのだろうか。

焦点の可動するダイナミックレンジが近視の人の可動範囲も含むほど広いのであれば同等の性能を得られる。
しかし一般にはド近視の人ほど焦点を近くすることはできない。
だから小さいものを見るには不適切な眼球である。

近視の人は虫眼鏡標準装備であり、それをメガネで逆補正して焦点のダイナミックレンジを人並みに戻している。
そのメガネを取って虫眼鏡標準装備状態の人と小さいもの見比べ勝負をしようなどと言ったって、そりゃあ無理があるというものだ。



ようするに
「こんな小さいもの見えないよ! 俺は視力1.5なんだけど全然見えない!」
なんて言ったら笑いものになるから止めておきなはれということだ。