教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

作者の気持ちシリーズ

2010-09-11 00:11:51 | 経済/経済/社会
『問 : この時の作者の気持ちを答えなさい』

よく国語の問題でありそうな文章である。
子供の頃わたしはこの問題にマトモに答えられた記憶がない。

都市伝説だが、ホントに作者にインタビューしたところ、
「締め切りヤバスwww」
だったからというのでそのまま宿題に書いて提出したのに、バツをもらって返ってきたという話まである。
作者の気持ちシリーズが出題された場合には作者の気持ちを正直に答えると不正解になるという、大変に難易度の高い問題なのだ。

では、小説を執筆している最中においての作者の気持ちというのは本来どういうものなのだろうか?



小説ではないが、わたしはノベマスの投稿者でもある。
で、そのわたしがシナリオを書いているとき何を思うかというとだね・・・。

ある日突然、脳にネタが思い浮かび、そこからすごい勢いで話が展開していく。
小説の世界ではこれを「神が降りてきた」という。
そこでは神が自分とは無関係に勝手にネタを持ち込んでくるので、感覚的には自分自身では何も考えていないような感じになっている。
あとでテキストエディタでシナリオを打ち込んでいる最中となると、脳のなかにあるものを転写していくだけの完全なる作業工程になり、そこでもやっぱり何も考えていない。
書いている最中に神が続きを知らせにやってくることもよくある。
偶然にも話が完結するところまで転写が進めば1本のシナリオになる。

・・・つまるところ、ようするに無心。
恐らくそれが本質的に正しい答えだと思う。

だから
「この時の作者の気持ちを答えなさい」
という問いには答えは存在しない。
何かしら答えを書いた者は全て間違いで正しいのだ。

この作者の気持ちシリーズの問題の製作者は何を思って問題を作るのだろうか。
実のところこいつは小説など1度も書いたことがないような単なる読む専のヤツなのではなかろうか。

もしそうだとしたら、
「おまえが作者の気持ちを答えろと言い出すなど片腹痛いわ!」
とでも言ってやりたい。