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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

米軍ヘリから重さ18kgのバッグが民間地域に落下/施政権返還から53年経ってもこのありさま

2025-05-15 23:59:34 | 米軍・自衛隊・基地問題

 県内メディアによれば、13日午後4時頃、今帰仁村湧川区と名護市呉我区の境界付近に米軍普天間基地所属のUH1多用途ヘリが、重さ18kgのバッグを落下させたという。

 在沖米海兵隊は「不注意が原因」と発表しているが、人に直撃すれば死亡事故になってもおかしくない。バッグの中には信号炎管が入っていて、山火事になる危険もある。「不注意」ですまされない深刻な事故だ。

 落下場所は地元の人ならすぐにジャングリアの近くだと分かる。

 話題の観光施設として7月25日にオープン予定なのだが、頭上では米軍が危険な演習をやっていて、そのスリルも味わえるわけだ。あきさみよー、るえっしが。

 今日は5月15日で沖縄の施政権返還から53年の節目だった。しかし、米軍が引き起こす事件・事故に苦しむ沖縄の状況は何も変わらない。

 日米安保は必要だが米軍基地の負担は沖縄へ押しつけておけ。日本人(やまとぅんちゅー)の大多数はそうやって、自分たちの平和と安全を享受してきたわけだ。

 敗戦から80年続いてきた欺瞞にもたれかかり、日本人の多くが無関心を決め込むなかで、沖縄人の命は米軍に脅かされ続けている。

 この国は芯から腐っている。そうとしか言いようがない。

 

 


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