海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

新型コロナウイルスの感染拡大の中、辺野古新基地建設反対の行動は今日も続けられている。

2022-08-03 23:32:15 | 小説

 3日(水)はカヌー4艇と抗議船2隻(平和丸・不屈)で海上抗議行動を行った。ほかにカヌー3艇で初心者練習を行い、抗議船1隻(ぶるーの船)が海案内を行った。

 この日は午前8時40分頃、ガット船4隻(第八そうほう丸、寿鷲丸、第百三十六伊勢丸、美鍛丸)が大浦湾に入った。

 カヌーと不屈で大浦湾に出ると、航路付近で入ってくるガット船に抗議した。

 ガット船が入ったあと、K8護岸の様子を見た。先端部の根固め用袋材をどける作業を始めるかと予想していたが、動きがないので不屈に乗ってK9護岸に移動した。

 K9・N2護岸ともにランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 K9護岸での陸揚げが終わり、台船の入れ替えが行われるときにカヌーでフロートを越え、抗議する予定だったが、空になった台船が離岸したのに次の台船が来ない。すでに土砂は積んであるのに動こうとしない。

 午前11時45分頃まで待ったが、次の台船は着岸せず、このまま昼休みに入ると判断して海上行動を切り上げた。

 カヌーを片付けたあと草刈りをしていたら雨が降り出した。

 午後2時過ぎに豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見ると、雨が降る中土砂の投入が続けられていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。沖縄の今日の新規陽性者は初めて6000人を超えた。抗議行動も大きな影響を受けざるを得ないが、海やゲート前、安和、塩川では今日も抗議行動が続けられている。

 新型コロナウイルスは空気感染(エアロゾル感染)が主であり、換気が最も重要である。屋外、特に海上での行動は、感染症対策をきちんと取っていればリスクは高くない、と考えて参加している。

 カヌーで抗議するのは最初は勇気がいるだろう。しかし、練習して実践を重ねれば、必ず力がついてくる。何よりも海を自分の力で漕ぎ進むのは気持ちがいい。ぜひ参加してほしい。

 

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