海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前で県民大行動/大浦湾側の土砂の仮置き

2024-02-03 23:30:23 | 小説

 3日(土)は午前11時から辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で県民大行動が開かれたので参加した。

 国会議員や県議会議員の発言、海上行動や本部港塩川地区からの報告、嘉手納町の爆音やPFOS・PFOAについての問題提起のほか、スウェーデンから来ている研究者のあいさつがあった。

 主催者発表で850人の市民の参加があった。

 各発言を聞いていると、沖縄がいかに多くの基地問題をかかえているか、そのひどさを痛感する。

 米軍や自衛隊の新たな基地建設による自然と生活環境の破壊、既存の基地から発生する爆音、事件、事故、PFOS・PFOA、残留廃棄物、薬物問題など。

 そして、これらの問題の解決を沖縄からどれだけ訴えようと無視し、米軍に物を言えない属国日本の自公政府。

 沖縄に基地問題を封じ込めておけば、日本人の大多数は無関心ですませられ、日米安保の問題を真剣に考えることもない。政治家や官僚は米軍・米国政府に相手にされない屈辱を味わわずにすむ。

 自衛隊、米軍、海保が1年もしないうちに重大な航空機事故を連続して起こしている。この異常な状態がこれから沖縄に何をもたらすか。

 犠牲者を出したくなければ、もっと声をあげて行動するしかない。

 午後1時15分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ガット船・かいおう丸が大浦湾から出ていくところだった。

 大浦湾の埋め立てに使用する土砂の仮置きが続けられていた。

 この時間帯は、K4護岸沿いには土砂が運ばれていなかったが、ショベルカーが集まっているところで土砂の積み上げが行われている。

 辺野古崎付近では大型クレーンが動いていたが、何を動かしているかは見えなかった。

 午後1時48分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 K9護岸ではランプウェイ台船1隻が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 N2・K8護岸には空のランプウェイ台船が接岸していて、土砂の陸揚げは行われていなかった。

 この日は朝、ガット船3隻(かいおう丸、美鍛丸、第七太海丸)が大浦湾に入った。かいおう丸が大浦湾から出たあとも、残りの2隻が土砂の積み替えを行っていた。

 午後1時54分頃、美鍛丸が積み替えを終わり、土砂を積んだランプウェイ台船がタグボートに曳航されてK9護岸に向かった。

 第八十八ひなた号には石材が残っていたが、この時間帯には海への投下は止まっていた。

 

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