海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

安和の琉球セメント新桟橋で、埋め立て用土砂の積み込み、搬入に抗議

2020-11-10 23:01:49 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10日(火)はカヌー9艇を名護市安和の琉球セメント新桟橋まで運び、ゴムボート・ハクイとともに、ガット船への土砂積み込みと、港内への土砂搬入に抗議した。

 午前8時24分頃、安和の現場に着くと新桟橋にはガット船・聖嘉が接岸し、土砂の積み込みを行っているところだった。先週、聖嘉と聖嶺はともに金武湾に避難している日が続いていた。昨日(9日)に大浦湾でランプウェイ台船に土砂を移し、午後から塩川に移動すると、今日は1番目に聖嘉が、2番目に聖嶺が土砂の積み込みを行っていた。

 いつものように新桟橋付近でカヌーを固定したり、自由に漕ぎまわったりしてガット船に抗議した。聖嘉の出航時刻を午前9時45分頃と予測し、1時間ほど前に新桟橋に向かった。

 2週間ぶりにカヌーに乗ったが、北風が強く、海水も冷たくなっている。午前10時4分頃、海保が海に入ってカヌーの強制排除、拘束を開始した。

 カヌー全艇が拘束されたのが午前11時8分頃だった。聖嘉は午前11時18分頃、離岸して沖に向かった。入れ替わりに聖嶺が接岸し、土砂積み込みを行った。

 昼食をとり、午後は風が強まったことや時間の関係で、土砂を搬入する出入り口付近でダンプカーに抗議した。

 本部町の美ら海水族館に向かうレンタカーがかなり増えた。本部町に向かう車が続くと、北からくるダンプカーは右折して新桟橋構内に入るのが難しくなる。信号が変わる際に1台入る程度に抑えようと、入り口付近では数人で抗議が続けられた。

 構内の仮置き場には土砂が大量に積まれている。ここから土砂をベルトコンベアの落とし口に運んで、ガット船に積み込まれている。

 新桟橋の横では、旧桟橋の解体工事が行われている。土砂の浚渫と並行して、旧桟橋に向かう通路上でも作業が行われていた。

 安和での行動は午後2時で切り上げ、辺野古に戻った。カヌーを片付けたあと、テント2周辺の木を片づけ、午後4時1分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 K8護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が着岸したばかりのようで、長島沖からはガット船・美鍛丸が大浦湾に入っていった。K9護岸では土砂の陸揚げが終わっていて、土砂を積んだダンプカーの動きはなかった。ただ、このあとK8護岸から土砂の陸揚げ、投入が行われた。

 K1護岸近くの仮設道路を消波ブロックを積んだトレーラー車が走っていた。K2護岸の嵩上げが完成した部分に消波ブロックを設置する作業は行われていた。

 午後4時19分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸は土砂の陸揚げが終了し、接岸しているランプウェイ台船の土砂には、ブルーシートがかぶせられていた。K8護岸ではダンプカーに土砂を積み込んでいるところが見えた。

 ガット船は美鍛丸、栄雄丸、第八丸喜丸、第八高砂丸、國喜18が停泊していた。

 


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