写真と動画は11月20日の午後1時36分から46分頃にかけて、名護市安和の琉球セメント新桟橋入口付近で撮影したものだ。この日、午前中はよく晴れていたが、午後は天気が崩れるとの予報が出ていた。予報通りに雨が降り、市民や県警、沖縄防衛局の職員は用意していた雨具を着けた。
テイケイの警備員たちは雨のなか、ずぶ濡れのまま放置されていた。普通なら、現場の責任者が雨具を用意してすぐに持ってくるはずだ。そうでなければ、雨具を着けた警備員と臨時に交代させるだろう。しかし、現場で抗議行動をしながら様子を見ていて、そのようなことはなかった。テイケイの警備員たちは雨に降られたまま放置されていた。
以前、辺野古新基地建設の警備をしていたアルソックと比べて、テイケイという警備会社は軍隊調で労働者に対する扱いがひどい。新型コロナウイルスの感染が拡大するなかでもマウスシールドにこだわり、労働者の健康と安全は二の次だ。それは雨のなかに警備員を放置していることにも表れている。雨が降ればすぐに着けられるように雨具を準備しておくのは、会社として当然の義務ではないか。
テイケイの警備員たちも、会社に不満を感じたら泣き寝入りせずに声を上げた方がいい。