海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

名護市安和の琉球セメント桟橋で、辺野古新基地建設のための埋め立て用土砂を積み込むガット船に抗議。

2023-06-27 22:52:20 | 小説

 27日(火)は名護市安和の琉球セメント桟橋に行き、辺野古新基地建設のための土砂を積み込むガット船に抗議した。

 午前8時33分頃、安和の現場に着くと桟橋にはガット船・國喜18が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。

 積み込みが終わるまでの時間を計算し、カヌーで海に出るにはまだ早かったので、桟橋の出入り口に行った。

 今日も早朝から市民が駆けつけ、土砂を運び込むダンプカーに対し、牛歩で抗議していた。

 この抗議行動がなければ、ダンプカーは2台、3台と続けざまに入ってくる。しかし、出入り口で列を組んでゆっくり歩くことで、信号の変わり目に1台しか入れない状態が続いた。

 午前9時半頃、カヌー3艇とゴムボート1隻で海に出た。

 カヌー1艇が桟橋下でカヌーを網に固定し、2艇は國喜18の出航に合わせて航路付近で抗議行動を行った。

 数は少なくても、これまでの経験の積み重ねがあり、いつもの行動を続けることで成果は出せる。

 抗議行動がなければ國喜18は午前11時過ぎには出航していただろう。抗議によって実際に出向できたのは午後12時24分頃だった。

 沖縄は梅雨が明け、本格的な夏の暑さとなった。陸でも海でも熱中症に気をつけながら現場での行動を続けたい。

 辺野古に戻ってカヌーなどを片付けたあと、テント周辺の草刈り作業を行った。

 午後4時半頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見ると、K1護岸近くほか3か所ほどで土砂の投入が行われていた。

 午後4時50分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 K9・N2護岸にはそれぞれ2隻、K8護岸には1隻で計5隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 この日は朝、5隻のガット船が沖に姿を見せていた。土砂の積み替えを終えて大浦湾から出ていたが、しばらくは好天が続くようなので作業を加速させたいだろう。

 あちさにまきらんぐとぅ、ゆくたい、あしだいしーがちなー、抗議行動ちばらなやーさい。

 瀬嵩の森から帰ろうとしたら、階段のところでフタオチョウが羽を休めていた。

 実家の庭では毎晩、セミが羽化している。6月ももうすぐ終わりだ。

 

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