海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

美謝川切り替え工事と埋め立て用土砂の確保に向けた準備

2024-07-19 16:43:14 | 米軍・自衛隊・基地問題

 写真は7月16日(火)に撮影したもので、美謝川切り替え工事の様子だ。

 国道329号線の西側では、到達立坑と辺野古ダムの間の区域で、硬質地盤を掘削しながら鋼矢板を圧入する作業が続けられている。

 到達立坑の向かって右側の森が切り崩され、奥の方に運ばれて盛り土されている。

 今後、この奥の森も切り崩されていき、ベルトコンベヤーが設置されたあと、K9護岸側の埋め立て用土砂として使用される。

 大浦湾ではA護岸建設に向けた鋼管杭打ちの試験が行われているが、並行して埋め立て用土砂の確保に向けた工事も進められているのだ。

 辺野古ダム周辺の森を破壊して、その土砂で大浦湾を破壊する埋め立てを行う。森と海の同時破壊を日本政府・沖縄防衛局はやろうとしている。

 沖縄島南部の土砂の問題ばかりが話題になるが、今、現に埋め立てに使用され、確保されつつある北部の土砂にもっと目を向けるべきだ。

 遺骨が混じっていようが、いまいが、軍事基地建設のために使っていい土砂などありはしない。

 


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