海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

アゲハチョウの蛹と「島ぐるみ八重瀬の会」の声明

2024-07-21 22:03:02 | 生活・文化

 庭のヒレザンショウにアゲハチョウの蛹が付いている。

 台風3号が近づいているが、無事に羽化してほしいものだ。

 20日(土)は午後から「島ぐるみ八重瀬の会」の総会で1時間ほど話をする機会があった。

 今年に入って大浦湾で行われている工事を中心に、現場の状況を写真で示しながら話したのだが、講演後に同会議の総会にも参加させてもらった。

 その中で「陸自訓練場を八重瀬だけにつくるな!」という声明が発せられたのに注目した。

 うるま市石川のゴルフ場跡地に建設されようとした陸上自衛隊の訓練場は、住民の強い反対によって頓挫した。

 しかし、日本政府・防衛省は同計画を断念したのではない。沖縄島内に新たな場所を探し、工事を強行しようと画策している。

 「島ぐるみ八重瀬の会」では、町内の八重瀬岳が新たな訓練場として狙われている、との危機感を持ち、声明を発して警戒を呼びかけている。

 日本政府・防衛省はうるま市の失敗を教訓にし、沖縄島内で新たな陸自訓練場建設の計画を進めているはずだ。

 自分たちの地域で秘密裏に防衛省・自衛隊がうごめいていないか。「島ぐるみ八重瀬の会」のように警戒心を高めたい。

 


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