海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古新工事用ゲート前抗議行動/護岸建設用の捨て石搬入

2024-07-16 23:49:07 | 写真

 16日(月)は午後2時50分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 炎天下、市民18人がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて、新基地建設に向けた資材搬入に抗議した。

 国頭の鉱山から運ばれてくる岩ずり(土砂)のほかに、今日から護岸建設用と思われる捨て石の搬入が始まっている。

 午後4時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ダンプトラックがK3護岸の近くにやってきて土砂を下ろしていた。

 安和の琉球セメント桟橋出口で交通事故が起こってから、土砂を積んだガット船が大浦湾に入っていないので、新工事用ゲートから入ったダンプトラックと思われる。

 午後4時16分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 K9・K8護岸にはランプウェイ台船が接岸していたが、それらを含めて大浦湾内のガット船は空の状態が続いている。

 N2護岸は土砂陸揚げ用のスパッド台船が撤去されている。今日から護岸建設用の捨て石が搬入されているので、これから護岸先端を保護している根固め用袋材も撤去されれば、N2護岸の延伸工事が始まるのだろう。

 A護岸建設に向けた鋼管杭打ちの試験が続けられているが、この時間はすでに作業は終わっているようだった。

 辺野古崎周辺の作業ヤードには、新しいフロートや消波ブロックが準備されている。

 トランプに対する狙撃事件でメディアは持ちきりだが、アメリカ大統領が誰になろうと、中国への軍事的対抗を口実に沖縄基地の強化が進められる。 

 それにしても、自衛隊の大量処分はひどいものだ。肥大する防衛利権に群がる者たちが、シロアリのように組織を食い荒らしている。

 辺野古新基地建設も似たようなものだ。工事が長期化し、予算が増大することを望むゼネコン、政治家らによって、市民の納めた血税が浪費されていく。

 自分たちが金を儲けられれば、あとはどうなってもいい。沖縄人がどれだけ苦しもうが知ったことではない。

 そういう腐った工事は人心を荒廃させ、これから悲惨な事態を続発させていくのではないだろうか。

 

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