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『R自転車で行こう!』・・・R(ラバネロ)号に相応しいローディになるべくR(ロード)の「道」を修行中の40半ば♂。

欄間のある家

2011年01月20日 | 

計に関しては色々と自分主体で考えていった私だが、実際の施工が始まったら工務のYさんのアドバイスに大変助けられている。
自分の考えに固執せずに、Yさんの考えが正しいと思ったら、素直に従っている。

だ、何ヶ所かはは譲れない箇所もあった。
例えば、中庭のシャッター
コレは普通に考えたら、完全に閉じられたコート部に侵入はありえないので「絶対に必要ない」と工務Yさん。
「シャッター=防犯」と考えるなら確かに、そうなのですが、「通風、遮光」の機能を考え、絶対に「スリット型のシャッター」が必要と判断。
そもそも、絶対に中庭に侵入できないわけでもないから、なお更である。

にも、私はエアコンは中庭側の壁側に熱源となる室外機つける事がないように考え、AC電源全て外側の壁に配置した。
それは、折角の中庭に室外機があると、中庭の温度に影響を与えたり、音の問題もある。

工務のYさんによると、ダイニングだけは、外側の壁だと効きが悪い恐れがあるとの事。
確かに、どうしてもエアコンの効きが悪くて、中庭側につけざるをえなくなる事もありうるので、ダイニングには中庭側にもつけられるように配線をする事になった。(コレは双方の意見でハイブリッドな結論に至った例ですが・・・。)

後に、どうしてもYさんは「必要ない」と言っているのに、私が譲らない箇所がある。
・・・それは、唯一、私の居場所である、書斎。兼引きこもり部屋隔離部屋、、、etcのとある仕様」。。。
ここの窓は外壁側に上下に2段あるのですが、通常は入り口の開き戸は「閉めておかねば」。
ちなみに、ここのドアだけが「開き戸」にしてあります。
他の収納以外は全部「引き戸」。開き戸は外部に繋がるドアくらい。
南九州なので夏は暑い。高気密、高断熱仕様は選択していないなので、暑い夏には「引き戸」を開け放つことで風が通る家にする為です。出来たらエアコンってつけたくないですよね。それなりに寒い冬は最低限、「仕切られて」いればいいかとの考えです。
徒然草の「住まいは夏を旨とすべし」・・・。
・・・書斎だけが構造上、引き戸に出来なかったんです。
嫁のママ友が来るとなったら、私は書斎に閉じ込められるかもしれません。笑
そうなった時に、風が・・・。

私が設計して、そのままでは唯一風が通り抜けられない箇所だったのです。
ドアを開けたら勿論通るのですが、ここだけは男臭、加齢臭の監禁部屋ですから、開かず(=開けっ放しにしない)の扉の可能性大なんです。笑
そこで、ここは「欄間」だったら、「視線を遮ったまま」風を通す事が可能になるとの私の結論。


↑コレはミサワホームの仕様です。
しかし、私好みではない。
中々、欄間としてのいい建具がありません。
そこで・・・私はコレ↓(面格子)をつけようと思っています。

コレを欄間のサイズに特注できるかが問題。
コレだと風量の調節も可能になります。



かも、コレは通風だけの機能ではないのです・・・。
普通玄関、ホールにはエアコンはつけないのですが、この欄間を通しての書斎のエアコンと、障子を開ける事での来客用の和室のエアコンである程度はコントロール可能かと・・・。

・・・私の加齢臭がひどくなったら、ガムテープを貼られる事でしょう。笑



 



しかし、軒、庇といい、今回の欄干といい、日本の昔の住宅には快適な暮らしのヒントがゴロゴロしています。



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