「親不孝」その２

「親不孝」→「親富孝」に変えるよりは「親富高」の字の方があっている気がしますね。。。
浪人するためにもお金が必要、ある程度生活に余裕がある家庭でないと浪人は無理だからです。勿論、大学に進学するのにも入学金、授業料、生活費等とにかくお金が必要ですが、こちらは育英会の奨学金とかありましたし、
国立なら私立より安かった。（「安かった」と過去形なんですよねぇ。）
国公立の大学は昔は安かったけど随分授業料等が値上がりしました。（独立行政法人の形になってまた一段とお金が上がってきている。）勿論、私立も値上がりしているのですが、かなり私立に肉薄してきた感があります。

かつてのように国公立はお金がかからないという事は一般の学部においてはもはや言えないかもしれません。

国立大学に入学する為には塾に入ったり、家庭教師をつけたり裕福な家庭が多いのになんで安いのと批判もありました。確かに都会では塾、家庭教師があるでしょうが、私らのような田舎にはそんなものなかったので自分でやるしかなかったので、それを一般的だと言うのはおかしいと思う。偏差値うんぬんより、「ただ単に学費が安い」のが本音の理由で国立志望が多かったりもする。
「親が」お金がなくとも勉強しさえすれば大学に行けるチャンスを残しておいた方が、将来日本の国政にプラスになる可能性は高かったと思うのですが、、、。（勿論、政に必要とされるのは勉強だけではありません。勉強しすぎてアホになる人も沢山います。勉強しても人格者になれるわけでもありません。何より人間性が問われます。）
少なくとも廊下で100メートル競走できたり、孫の為に小学校を期間限定で作っちゃうような祖父を持つ某国の首相みたいな、お金持ちだけしか大学に行けない状態だとまずいのです。もっと広く多種多様な環境から人材育成していく為にも国公立は必要だったはずです。
全てが国政の為になるかどうかはわかりません。お金い幼少時代の反動でお金に走ることもままある事。
ただ税金のばらまき、無駄遣いするくらいなら、単に貧しい人であっても勉強できるようにはしておいた方がよかったんじゃないってことです。、、ってもう遅いか。
いまさら学費が安くなる事はもうないだろうなぁ、、、。
私らの大学の学生寮は当時寮費が300円だった。一日ではない、一ヶ月300円です。この話をするとびっくりされるかもしれませんね。勿論、税金が使用されています。税金の無駄使いと思われるかもしれませんが、お金に恵まれない家庭に生まれたばかりに優秀なのに大学に進学出来ない人の為には絶対「あり」だった思う。公務員のように元々裕福な給与なのに家賃まで格安の好待遇ってのとは訳が違います。
ウチの子が大学に進学するかどうかの岐路に立つ頃にはどうなってんだろう。
果たしてウチの子はどんな親不孝しでかしてくれるのだろうか、どんな方面に進むのだろうかまだ全然皆目つかない。
将来の事については小さい頃からアドバイス、助言は与え、世の中の仕組み、経済についてもどんどん教えていくつもりです。ただ何をやっていくかは最終的に本人の意見を尊重したい、本人に任せると思います。
私に似ても、嫁に似ても頑固なのは間違いないので絶対言う事を聞くことはないと思うし。笑
更に、より私に似ているのなら、親元を飛び出すのは目に見えています。
私に出来ることは万一に備えて「すね」を太くしとけるだけ太くしておく事だけですね。