明日、親父は収監予定。
仕事が忙しかったのだが、時間を作って今夜も面会時間ギリギリに親父の状態を見に行った。
お袋が談笑ルームで夕食を食べていた。
横の席に座って話しをした。
お袋「今日は落ち着いていたよ。あんなして大人しい状態のお父さんを見ると、(精神科に送ることが)可哀相に思えるんだけどねぇ。。。」
私「そうなんだよねぇ。・・・・でも、今まで親父の状態を見ていてこの選択は間違いないと思うよ。」
お袋「・・・・。」
私「今の体の回復具合に頭がついていってないから、精神科でゆっくりのリハビリになるくらいがちょうどいいよ。」
私は今の「他人の迷惑がわからない、他人に気配りが出来ない状態」の親父が体だけが先に回復する事だけは心配だった。
体が回復したら車に乗ろうとすると思う。
きっととめても、隙を見て乗ると思う。
当然、交通ルール遵守も疎かになるのは目に見えている。
もし、それで小さな子供達が犠牲になるかもしれない。
・・・・絶対に回避しなければならない。
それに、、、下手したら自殺する可能性もある。
それはそれで、自殺を目撃するであろう人にも迷惑だし、後始末をする人にも迷惑。
お袋「あんな状態でも、色々言ったり言われた事は覚えているんだよね。」
私「うん、それは私も思っていた。親父の回復の為にと思って色々やっていても、親父の頭の中には色々不満が色々出てくると思う。だからこそ家族への不満として鬱積したり、親父の周りが敵だらけと思いこませないように、病院(精神科)に任せた方がいいと思うんだ。」
勿論、「精神科」に送られた事への恨みってのも出てくると思う。
その役目は、私が全部引き受けるつもり。
私なら万一、刃物を持ち出されても、昔とった杵柄で対応は出来ると思うから・・・。
私も歳をとったので、上手く捌けないかもしれないが、、、普通の人が刃物を持った人と遭遇した時よりはなんとかなるでしょ。
お袋「そう言えば、この病院の対応はおかしいから、私が自殺すれば、対応が変わるから自殺するとか前に言っていたんだよ。」
私「・・・あーっ、やっぱり。」
思った通りだ。
自殺しようと思ったんだ。
人に「教える立場」の人が入院するとそうなると思った。
しかも親父は小学校の教員。大人と子供の世界での大将だった人。
歳が下の看護婦さん、ドクターに色々指図されたり、諭されるのを素直に聞くわけはない。
まぁ、これは親父ばかりが悪いわけでもないのだが・・・。
看護婦さんにも時々、「あれ?」と思う人もいる。
上から目線の看護婦さん。
あれは見ていて、ちょっと気になる。
「看護する側」>「患者」が頭にある看護婦さんの特徴があると思う。
患者に語りかける語尾を延ばす看護婦。
なんで語尾を伸ばす必要あるのかな。
普通に話せないのと思う・・・。
その言葉で話しかけられると馬鹿にされているか、サービス業の「いらっしゃいませぇ~。↑↑↑」 の軽い言葉に思える。
医療系の職場で「患者様」って言葉があるらしいが、私は「患者」でいいと思う。
医療もサービスだろうと言う方は「患者様」って言ってくれる所にいけばいいだけ。
おそらく、笑顔も0円でついてきます。笑
私は「医者」、「患者」がお互いが真剣に向き合い話しをしてくれる病院に行きたいと思う。
・・・真剣に話をしていて語尾が上がる事って、、、、ないよ。笑
おそらくはその辺りを親父がカチンと来たことがあったのかもしれない。特に昔は逆の立場だっただけに・・・。
親父の病院では私はまだ聞いた事がないのですが、、、、今年、息子の入院で救急病院に行った時に一人居て、心理学の勉強になりました。
・・・勿論、親父も悪いです。
夜間の病棟でナースコール押してもアラブ大富豪のごとく金銭払っているわけでもなく、保険で「やれる範疇」ってのがあるので、即座に対応は出来ません。
日本の保険制度って外国からした凄い安い値段。
その中で人件費等、、、、大変らしいです。
ある程度の我慢、、、てあると思います。
・・・でも、我慢はできない、なら自分でトイレに行けるかというと行けない。
本当に困った患者だし、保険制度の是非を提起してもらいたいです。
今夜、親父と話をした。
現在、すでに親父は精神科の薬が投薬されているっぽい。
嫁が今日見舞いに行った時も、Rはいたわってくれるかとか心配してくれたらしい。・・
・・・うーん、薬が投与されてやっと元に戻れる感じ。
本当に精神科に送る必要あるのか微妙だと思わさせる昔の親父が戻っていた。
しかし、前の状態を考えれば明らかに精神科の薬が効いているからこそで、精神科でのコントロールが大事だと思う。
今回の決断をして、お袋の顔に以前の元気が戻ってきた。
何より、実家の近所の人がお袋を頼りにしているし、今まで以上に忙しいけど、理不尽な精神的苦痛からお袋を解放できたと思う。
親父は、、、今回の事を決して忘れないと思う。
でも、昔から親父の意向に沿わない唯一の存在である私の仕業と思ってくれらたら幸い。
大丈夫、親父にはお袋、姉貴、弟がついているから。