さて酒
を飲まない生活が続いているが、、、
酒による老化、脳への影響を調べてみた。
結果・・・ちょっとは飲んだ方がいいらしい。
以下抜粋
寝る間を惜しんでがんばると体は
「さびる」
睡眠時間も削ってアクティブに働いていると、体はどんどんさびてしまいます。なぜなら、
体内で発生する
「活性酸素」は、
「活動量に比例して多くなる」からです。
人間をはじめ、地球上の多くの生物は酸素を取り入れてエネルギーを生み出しています。
しかし、酸素を利用している以上は、体内で「活性酸素」という物質が約2%ほど発生します。
そして長年、この活性酸素の害にさらされていると、
細胞や組織が酸化され(さび)てしまいます。
そしてこれが、病気や老化につながる要因になるのです。
したがって、
「老化の速度を遅らせ」、「病気を予防したり進行を食い止める」には、
「活性酸素を増やさないライフスタイル」を心がけることがとても大切なのです。
活性酸素を増やす要因には,
・「食生活の乱れ」
・「タバコ」
・「
大量の飲酒」
・「過激なスポーツ」
・「紫外線」
など、さまざまな要因があります。
「アルコール自体には活性酸素を除去する力」があるため、「ほどほどなら体によい」のですが、
大量の飲むと脅威となります。
アルコールが肝臓で分解される過程で活性酸素が生じるため、
「飲酒量が多いほど活性酸素発生量も増えてしまう」からです。
年齢を重ねると脳の萎縮が進み、
「30歳代で全例が軽度に萎縮」することが分かりました。
飲酒と脳萎縮の関係を見ると、飲酒者群の脳萎縮は30%、非飲酒者群は27%で両者に大差はなく、
逆に軽度の飲酒者群の脳萎縮は24%と、非飲酒者群の27%に比べてわずかに低くなっていました。
ただし毎日大量飲酒する群の脳萎縮は36%と進行しており、
また
「飲酒で萎縮した脳は禁酒することで回復する」ことが、カーレン博士等(1978)によって報告されています
【適量の飲酒が高齢者の学習機能や推理力を向上させる】
研究は40~50歳の健康な双生児男性4000人を対象に、一日1~2杯の飲酒を続けた人とそれ以下の飲酒者に分け、
20年後60~70歳に達した時に比較が行われました。
その結果、
一日1~2杯の飲酒者は学習機能と推理力が勝っており、
博士自身が
「適度な飲酒は基本的な認識力を低下させる原因には一切ならない」上、適量飲酒を続けた人は、
「一日1杯未満のわずかな飲酒者」や「3杯以上の多量飲酒者」と違って、「
脳機能がわずかに上回る という事実さえ判明した」
と述べています。適度の飲酒が脳に好影響を与える理由は不明ですが
博士は
「善玉コレステロールを上昇させることで心臓と血管を保護し、脳への血流を促進させるのだろう」と推測しています
【適度な飲酒が痴呆の発症を防ぐ】
55歳以上の約8千人を対象に6年間にわたる追跡調査で有益な結果を得ています。
対象者のうち調査期間中の発症者はアルツハイマー病146人、脳血管型痴呆症29人、他の種類の痴呆が12人でした。
しかしアルツハイマー病に限ってみると、中等量の飲酒者は非飲酒者よりも発症のリスクが40%も低く、
アルツハイマー病を含めた各種の痴呆症の発生率が、適量飲酒によって最大70%まで低下していたことは画期的な成果と言えるでしょう。
この理由として同研究会代表のブレッテラー博士は
「飲酒が記憶や学習を司る脳内の神経部位を刺激するため」とか
「血中の脂肪に変化をもたらす」、あるいは
「血中の血小板に変化を起こす」などを挙げています。
酒を全く飲まない「休肝日」が週に2日以下と少ない男性は、
3日以上ある人に比べて死亡リスクが最大で1・8倍高い
との疫学調査結果もある。
少しなら薬になって、多量だと「毒」って事ですね。