ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「くノ 一 」・3数字の対称性 版

2022-08-28 08:11:47 | ひとりごと

「3数字の対称性を利用して解く」これが具体的に何をすれば良いのか、瞬時に分かった方は国語の読解力が達者な方でしょう。ご覧の方は如何でしたか。私なりの単純な解釈を記しますと、それは「三国同盟を造る」です。これが正しいのか誤りなのかは不明ですが、3数字を利用しています。

解く前に説明が有ります。

        

三国同盟が有ります。これを色分けしてと言われると。

        

色分けに詳しく無い方は上の図のように塗りがちですが、これは誤りです。何故かと云うと、

        

8・9の二国同盟がこの色分けとすると、

        

緑色数字は存在しないので、削除すると、

        

この色分けになります。それともう一つパターンが有ります。

        

一ヶ所が確定して、残りが二国同盟になります。こちらの方が圧倒的に多いです。

 

今回は、前回の分岐点の図から東海道(3数字の対称性を利用 )を下ります。

        

この図が分岐点です。

        

予告で、第3行の三国同盟のマスをこの3色にすると、

        

第7列の三国同盟のマスはどの色になるのか考えて下さい。と、記しましたが如何でしたか。応援団は見つけられましたか?

        

応援団は左下ブロックです。の3マスには5と8が入ることが決まっていますので、3と7の二択です。そして、の3マス(5のマスは共有部分です)も2と5が入ることが決まっていますので、3と7の二択です。これに6のマスを加えると、前振りに記した三国同盟の色分けの2番目のパターンになります。

ここで一つの法則を見つけました。それは「ある一つの領域に三国同盟が存在すると、残りの全ての領域にも同じ数字の三国同盟が存在する」です。そんなバカなと思われた方に一言「出題図は全ての領域が九国同盟でしょ」

        

のマスは三国同盟の構成員に決まっています。第8行ではも構成員です。

        

の3・7をこの様に色分けすると、

        

が入るとが入ります。

        

そして、が入るとが入ります。

        

すると、にはも入れませんので、削除されます。

        

の3・7も色分けすると、この色になります。

        

の3・7の色分けと、の3・7の色分けは同じ色になりますので、に変更します。

        

そうすると、第8行の6はのどちらかに決まります。

        

の6との6は一心同体です。この6をとします。

        

が入れない場所をとしますと、が入ります。

        

すると、が入ってが入ってが入って、が入ります。

        

第1行7列の三国同盟の構成員にが入りますので、マスの色をにします。

        

のそれぞれの共通の領域であるが入ります。

        

そして、同じ手法でが入るマスをにします。

        

を基準色のに変更します。

        

続いての入るマスをに変更すると、のマスも決まります。従って、は削除されます。

        

この図になります。一旦この色分けを保留します。

        

の3・7をにしますと、

        

2個ののそれぞれの共通の領域であるに反対色のが入ります。従って、は削除されます。

        

保留してあった色分けを戻します。この図のを削除します。

        

は3・7の二択マスになりましたので、構成マスを変更します。

        

右側ユニットのはこの図になりますので、は削除されます。

        

これで終わりです。あとは芋づる式に決まります。6で進めて、

        

4で進めて、

        

9で進めて、

        

1で進めて、

        

3で進めて、

        

7で進めて、

        

8で進めて、

        

1で進めて、

        

2で進めて、

        

5で進めて、

        

正解です。

 

前回の Bahamut 版そして、今回の 3数字の対称性 版と何とか解く事が出来ました。でもこれで安堵しては居られません。もう一つ U字型の有効性を示さないといけないからです。

 

3数字の対称性とU字型の Collaboration です。

        

解き始め図からです。

        

「まぼろしの二国同盟」の時に使用した「色分けU字型」を使用します。右側ユニットで基礎数字を5とします。

        

5と絶対に磁石にならない数字は1と2と4と9です。これらの数字が5と同居しないとすると、赤色数字のどれかに入ります。この図をA図とします。

        

また、1と2と4と9が5と一回同居するとすると、青色数字のどれかに入ります。この図をB図とします。

        

A図とB図を重ねます。

        

物差しは4です。で5と同居しないので4と5は同種です。

        

また、は5と一回同居の時と三回同居での磁石候補です。どちらかは誤りですので、5と1は異種になります。

        

異種は一回同居しますので、のどちらかが入ります。従って、は削除されます。

        

1が確定しました。前回の時は多くの手数を掛けて1を確定させましたが、U字型1回で済みました。凄い威力でしょ。直ぐにでも1で進めたいのですが、ここで注意点が有ります。

        

物差しを1にして進めますと、「で5と同居しないので1と5は同種です。また、は5と一回同居の時と三回同居での磁石候補です。どちらかは誤りですので、5と4は異種になります。」←これは誤りです。

        

何故かと申しますと、に入ると1-4の磁石候補にならないからです。ですので、1は物差しにはなれません。U字型を使用する場合には細かいことに気を付けてください。

        

1で進めて、

        

で5と同居しないので4と5は同種です。また、と三回同居での磁石候補の時8と同居しないので4と8は同種です。どちらかは誤りですので、5と8は異種になります。

        

5と8は異種ですので、一回同居します。で5と8は同居していますので、は削除されます。

        

この図になります。

        

中央ブロックをご覧ください。

        

三国同盟を造ります。6が確定していますので、3・7の二択マスを2個造ります。従って、は削除されます。

        

第6行で三国同盟の候補を見付けます。

        

も3・7の二択マスでは無いので、は削除されも削除されます。すると、が確定します。4で進めて、

        

6で進めて、

        

中右ブロックの2マスは三国同盟の構成員ですので、3・7の二択マスです。も3・7の二択マスです。従って、は削除されます。

        

2・8・9の三国同盟で、(余分なことですが、ここで2・8・9の三国同盟に乗り換えると、第5行1列の6が確定します)

        

4で進めて、

        

第1列ではが3・6・7の三国同盟の構成員です。(の間のマスと9のマスとは2・8・9の三国同盟の構成員です)

        

の6が確定しますので、6で進めて、

        

第7列では3・6・7の全ての候補数字が入っているが三国同盟の構成員です。

        

従って、は削除されます。

        

に1・3の二択マスが有ります。

        

に1が入りますとに1が入ります。

        

のそれぞれの共通の領域であるに反対色のが入ります。従って、は削除されます。

        

が入ります。

        

のそれぞれの共通の領域であるに反対色のが入ります。従って、は削除されます。

        

8で進めて、

        

2で進めて、

        

単純な Loop です。から左へ で、のどちらかが決まりますので、は削除されます。

        

は3・7の二択ですが、2・9の二択でもあります。は2・9の二択ですが、4・6の二択です。も4・6の二択です。そうすると、に1と8が決まりますので、は削除されます。

        

に3が入るとに3が入ります。そして、に7が入るとに7が入ります。従って、は削除されます。

        

は三国同盟の構成員ですので、同じ領域の他のマスのは削除されます。

        

1で進めて、

        

左上ブロックのは三国同盟の構成員ですので、第1行の構成員にもなります。従って、は削除されます。

        

4で進めて、

        

二国同盟で、

        

二国同盟で、

        

右側ユニットで、の3・6の Root は、

        

この Root になりますので、は削除されます。

        

7の偶数個連鎖です。から左へ 強・強・強・強・強・弱 で、は削除されます。

        

XY-Chain です。 で、の6は削除されます。

        

XY-Chain です。 で、の6は削除されます。

        

6で進めて、

        

1で進めて、

        

3で進めて、

        

7で進めて、

        

5で進めて、

        

9の奇数個連鎖です。から下へ 強・強・強・強・弱 で、の9が確定します。

        

9で進めて、

        

2で進めて、

        

5で進めて、

        

正解です。

 

「3数字の対称性を利用して解く」これがロジックなのか、対角線やイチゴのような条件なのかは、私には判断することはできません。ロジックなら他の通常問題で試してみたいのですが。

 

次回は、のんさん がツイッターに投稿された作品で、次の図です。

        

ツイッターでの現基準での難易度ポイントは529Pですが、上級テクニック不要だそうです。その代わりにメカジキが数匹泳いでいるとのことで、「水槽」と名付けました。超難問ではないので挑戦してみてください。

 

ご覧頂きまして有難うございました。