なんか以前も書いた気がするんですが、先日たまたま会社で話題になったのではなしをしたいと思います。
ベトナムは女性優先です。フランス統治の影響でレディーファーストは当然のように振る舞われています。
半年もこっちにいると、不思議とだんだんレディーファーストができるようになってきます…たぶん。
私が思うにこれって、環境がそうさせるんだと思うんですね。
周りがそれ(レディーファースト的な振る舞い)をするから、私もしないといけない気がするし(日本人的発想)。
交通ルールみたいな感覚があって、日本では車は左側走行ですが、国によっては右側走行ですよね。
そう、郷に入っては郷に従え。ルールというか、マナーというか、処世術なんですよ、たぶん。
だから、レディファースト後進国・日本からやってきた私でもできるようになると、環境がそうさせると。
それを言ったら
「じゃ、ATOPさんは日本へいったらやらないんですか?」
と聞かれました。
私の答えは
「きっとしないですね(笑)」
と答えたら、同僚の日本人女性からブーイングをもらいました(笑。
なんていうかレディファーストはやっぱり文化的なものがあって、そのやり方やするタイミングは国によって違うと思います。
きっとこのレディファースト自体、それを当たり前だと思っている国でもそれそれぞれとらえ方が違うはずです。
正直、ベトナムのそれと、欧米諸国のそれとは多少考え方に差があるようにも思います。
つまり、私が思うのは日本は日本的な考え・文化に則した女性への振る舞いがあっていいと思いますし、
「日本は日本、ベトナムはベトナム」、それでいいと思うんですね。
ただこの道理は得てして女性には通じず「なんだ、国家的・文化的差別か!」とご指摘いただくわけです…。
こうして今日も日本人男性と女性はグローバル化の中でふわふわと揺れ動いて、
互いに己の主張をのらりくらりと戦わせている…難しい時代に生きているんだなと思いました。
ただまぁ、ベトナムに半年いる私が思うのは、日本人男性がレディファーストに慣れていないないのは確かにそうですが、
日本人女性がレディーファーストに慣れていないのもあるだろうなというのを思います。
女性のレディファースト待望論をネットや巷で見聞しますが、一方的な待望で、男性からするとげんなりする話が時折あります。
なにかしてもらったらそれ相応のリアクションをする、見返りまでは言わないですが、しっかり反応してあげることが足りていないことがあるような気がします。
親切にしたのに、反応薄ければおもしろくもないのは当然で、ちゃんと喜んであげるべきだと思うんですね。
いや、むしろ、女性にはもっと賢い観点に立っていただきたい。
馬鹿な男を育てるために、一芝居打って有頂天に喜んで、馬鹿な男が次も親切にしたくなるように仕向けるぐらいの気持ちを持っていただければ候。
「ATOPさん、ベトナムでそれ(レディファースト)ができるのは、ベトナムの女の人がリアクションいいからでしょ?」
と同僚の日本人女性から指摘されましたが、正直そうです。
ベトナムの女性はよくわかりませんが、些細なことでもすごい喜んでくれます。
たしかに互いに異文化で育ってきた人間同士ですから、粗相がないように礼節尽くすのもありますが、気分は悪くありません。
人間単純です。そんだけのことだっていえば、そうです…。
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