![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/8d/34d8ce140fe24c6a0206688f1c88f886.jpg)
平泉文化の中心をなす名刹の中尊寺は、
850年、慈覚大師円仁によって開かれます。
その後、12世紀初頭に奥州藤原氏初代清衡により
大規模な堂塔の造営が行われました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/e0/3775b29f4aae1c44cc228f1ed32a91bb.jpg)
最初の写真は、中尊寺本堂ですが、
町営の駐車場から老杉と山の空気が作り出す
荘厳な雰囲気の月見坂を登って行きます。
国宝の金色堂は更に先になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c6/db7a550aa89c308e59eaf30577f3fb9e.jpg)
地蔵堂
1877年の再建で、本尊は地蔵菩薩。
隣に建つ祠には道祖神が祀られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f6/df3580d6a568f416082a67648461cd29.jpg)
本坊表門
本堂の正面に建つ表門は、
薬医門とよばれる形式の門。
伊達兵部宗勝の屋敷門を
移築したものと伝えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/b6/abcb5526ee44e198c1b7c8b1d10f96f0.jpg)
法華経の教えに浄土教や密教を加え大成された
天台宗の教えに基づく伽藍が境内に建ち並び、
盛事には四十の堂塔、三百余りの
禅坊(僧の宿舎)を数えたといいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8e/0d2d0b25dced3fb057407e7e6f9b8dcd.jpg)
鎌倉時代以降、大きな庇護者を失い次第に衰退、
1337年の火災で多くの堂塔、宝物を焼失しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c0/67294dd1e4722e4d306e169418a7981b.jpg)
讃衡蔵
奥州藤原氏の残した文化財3000点あまりを所蔵する
寺宝展示施設となっています。
平安期の諸仏、国宝中尊寺経をはじめ、
多数の仏教美術工芸品を収蔵しています。
拝観券にて、讃衡蔵・金色堂・経蔵・
旧覆堂を拝観できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/50/f60941a4fd50cd6b32044454b07923fe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/cd/00721c14ef3ed379a58313c3af335190.jpg)
国宝建造物第1号の金色堂は、
創建当初からそのまま残る唯一のもので、
奥州藤原氏四代の御遺体が安置されています。
黒漆塗りに金箔を施した華麗な小堂の前に人だかり、
極楽浄土を描いた内陣がまばゆく輝き魅了します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/26/381e9657651b0afc9f6f2de292db57f8.jpg)
経蔵
創建時の古材を用いて再建されたもので、
堂内には平安時代の彩色文様が確認されるとか。
国内最古(1122年)の棟札が伝えられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/31/e3f3dd3cd6a46234e15503a8d7ac6a83.jpg)
1716年に建立された弁財天堂。
水面に映える紅葉も美しく、
思わずシャッターを切ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/19/cd0873a201619867cde02e326de9e610.jpg)
能楽殿
毎年5月4日・5日に古実式三番と神事能が
中尊寺一山の僧侶によって勤められます。
能舞台が正統かつ本格的な能舞台として
2003年に国の重要文化財に指定されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/99/db29d7c2a09c8c97716d5339b62f3ea8.jpg)
松尾芭蕉『おくの細道』の
「五月雨の降残してや光堂」でも有名です。
岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関 202
2023.11.1
![にほんブログ村 旅行ブログ 船旅へ](https://b.blogmura.com/travel/cruise/88_31.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます