じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

最近の「聡咲」~2012・立夏~

2012-05-16 | 居酒屋・和食
気が付けば、また今夜もあの暗く急な階段を駆け上がり、「社長室」と書かれた扉を開けている…

そんな訳で、ススキノの居酒屋「聡咲」であります。

今のくだりは、行かれた事のある方なら解ると思うのですが、「今ならまだ戻れる」みたいなことも入り口の壁に書いてあって、自分も最初に入った時はちょっとだけ怖かったなぁ…なんて思い出したりします。今では考えられませんが(笑)

では、最近、聡咲でいただいた料理の数々を…

一枚目の写真は静岡産鮎の旨味炊き。頭からバリバリかぶりついていましたが、料亭などで出るような上品な料理を、大ジョッキのビールで流し込む快感はなかなかでした。

大黒しめじ。

噛むと弾けるような瑞々しさ。日本酒に合いそうな、しみじみする味わい。

カツサンド。

今回はチーズトーストで挟んだカツサンド。確かにこれならパンが湿らないし、旨味も倍増。そしてチーズの香ばしさが食欲を増幅。アイディア料理ですね。

海鮮あんかけおこげ。

中華料理のポテンシャルの高さも相変わらずです。このお店の中華は、高級中華料理店のオーラと、駅前の大衆中華屋のホッとできる雰囲気を両方併せ持つ一皿ですね。

イタリアン餃子。

再びアイディア料理。普通の餃子にモッツァレラチーズ、アスパラ、トマト、椎茸を載せて、バジルソースを。最後にバーナーで炙って香ばしく仕上げています。餃子は本当に普通のものなんですが、見た目も味も見事にイタリアンになるから不思議です。

豚バラのしょうが焼き。

メニューに無かったのですが、相談したら作ってくださいました。脂身の甘さがたまらない。白飯を鬼食いせざるを得ない味わい。

炒飯。

あまりこのブログには載せてませんが、実はおすすめ料理の一つです。パラパラの本格派。

最近、一番驚いた料理が…

その名も「こどもちっくラーメン」。つまりは、大人の給食ですね。小さめのラーメンかなと思っていたので、出された瞬間はビックリしました。

本気のラーメンスープにソフト麺をぶちこむ、と言うシチュエーションが最高でした。スープもラーメン屋の味と、給食のおばちゃんが作るラーメンの味がギリギリでせめぎ合った絶妙な感じ。コッペパンと桃の缶詰が泣かせます。しっかりヤクルトもついてます。考え抜かれています。

ミートソースライス。

カポナータが添えられています。こう言うざっくりした料理が自分は大好きなのです。メニューの端に小さく書いてましたが、見逃しませんでした(笑)。おすすめと思われる料理が、案外小さく書いていたりするので、お店にいった際はメニューの端にも注目ですよ。

富良野産ホワイトアスパラの天ぷら。

香りが濃厚。水分も香りも閉じ込めることができるので、アスパラは天ぷらが一番好きです。まさに、立夏の味。春と夏の狭間に食べる、北海道の味覚。


毎度申し上げてる事ながら、こちらのお店のメニューは、その日の仕入れにより変わる日替り。

同じ料理に出会えるかどうかはわかりませんのでご了承ください。
m(__)m

逆に言えば、店に行く度に新しいメニューとの出会いが待っている訳で、毎回心がときめくお店なのです。
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「ふくべ」

2012-05-11 | ラーメン・蕎麦・うどん
札幌・琴似駅近くのラーメン屋さん。

入ると大きなコの字型のカウンターのみ。清く正しいラーメン屋さんの佇まい。

醤油、味噌、塩とありまして、醤油を頼んだわけですが…

この盛りっぷり。

これで普通盛りです。

横から見ると…

きれいな野菜の富士山が。

しかし、何か挑発的と言うか、「さあ、しっかり食えよ!」って言う感じですね。力強い。

あ、お店の方は挑発的だったり高飛車だったりはしませんよ。念のため。
(^_^;)

数種入った野菜はもちろんシャキシャキ。スープにも野菜の甘味が溶け込んでますね。

しばらく野菜と格闘した後、山の中から麺を引き上げると、意外としっかりした歯応え。

タイムラグも考えて堅めに茹でてたりするんでしょうか。程よい堅さでした。

最初はこれだけの野菜の量で食べきれるのかな…なんて思いましたが、あっさり、すんなり食べられましたね。

聞けば、半世紀近く昔からこのスタイルで出しているとか。最近は野菜を山盛りにするラーメンが流行ってますが、かなり時代を先取りしていたんですね。

メニューには逆に「野菜抜き」なるものも。確かに納得ですが、面白いですね。

お客さんには、いかにも「ガシガシ働いてきたから腹ペコだぞ」と言うオーラを放つ男性が多数。

このラーメンに真っ向から喰らい付いています。

一気に野菜不足を解消できて、特に独り暮らしの男性などには嬉しいのでは。

琴似近辺の方々の野菜摂取量を、影で増やしてるラーメンなのかもしれませんね。
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風をあつめて

2012-05-06 | 旅行・駅弁
春の羊蹄山。

ここまでくっきりとキレイに見えたのは、今まで訪れた中では初めてですね。

好天に恵まれたゴールデンウィーク前半のある日に、再びJRの「一日散歩切符」を購入。一定のエリアの普通列車が一日乗り放題の切符です。

この切符を使ってのローカル線の旅。先日、映画「僕達急行」を見て以来、列車の旅に出たくて仕方なかったのです。今回はニセコと小樽が目的地。始発の電車に乗り、まずは小樽へ。

七時頃に到着。小樽駅は最近リニューアルされ、飲食店やお土産物、小樽の美味しいものが買えるショッピングエリアが充実。

その中に、道内初出店の「バーガーキング」が。初めての出店が札幌ではなく、あえて小樽ってのが珍しいですね。

七時からオープンしてるとのことで、あの「ワッパー」なるハンバーガーを食べようと思ったのですが…時間帯が早すぎて、朝食メニューしかありませんでした。

ならばと売店で買ったのが…

小樽駅の看板駅弁、「北海手綱」。

次の列車までは時間があったので、ホームのベンチで眩しい朝日を浴びつつ食べました。海鮮がたっぷり。贅沢な朝飯です。

しばらくして、長万部行きの列車が。一両編成のワンマン運転。新緑が芽吹き始めた山の中を、ゆっくり進んでいきます。

以前、長万部に向かった際に乗った列車なので、これに乗るのも三回目。慣れたもんです。

車窓の風景を楽しんでいるうちにニセコに到着。

春風が爽やかに薫るなか、ニセコアンヌプリが迎えてくれました。

これまた見事な眺め。

ニセコに降り立つのは初めて。情報を集めるために、まずは町役場へ向けて歩きます。

初めての街を歩くワクワク感は、車では味わえないですね。特にニセコのような街であれば、歩いた方が自然をゆっくり味わえます。

実際、ニセコには「フットパス」がいくつかあります。三時間程度で歩いて回るコースが五つ設定されていて、名所や景色の良い場所を巡ることができます。

役場前の道路からは再び羊蹄山が。

日常に絶景が。ちょっと羨ましい。

役場には多数パンフレットがあって、小さいながら休憩できるスペースが。さらには無料の紅茶まで。ここでフットパスのパンフレットを入手。

役場からそのまま道の駅へ向かいました。道の駅に徒歩で行こうとするのも自分くらいだなぁ…と思いつつ歩いてましたが、どこを歩いても良い景色。

周りが開けた所に立つと、右に羊蹄山、左にニセコアンヌプリと言う贅沢な眺めが。両手に花ならぬ、両手に名峰。

しばらくして、道の駅に。

その向かいにあるのが「広州屋台」。何気無い中華屋ですが、ミシュラン北海道版に掲載された店です。

ミシュランのイチ押しメニューが…

パイコー麺。豚の唐揚げが載った醤油ラーメン。

豚肉もこの厚み。

さっぱりしたスープのラーメンに合います。確かにこれがススキノで食べられるなら、定期的に行ってしまうかもしれません。

豚の唐揚げもカリッと揚がっていて、これだけ単品でビールが飲みたくなります。

それをラーメンに載せるんだから、そりゃミシュランも勧めるってもんですね。

デザートには、道の駅でソフトクリームを。

地元の牧場で作ってるようで、濃厚な風味ながらさっぱりした甘さ。

その後はいよいよ、フットパスのルートを歩きます。時間があまりないので、駅までの道をフットパスのルートで歩いたんですが…


こんな小川の横を歩いたりします。キレイな雪融け水が流れていました。

ほとんどが舗装された道ではなく、まるで獣道のような「辛うじて道かな…?」と思える所を歩くのです。

これは自然を存分に味わえます。たまに、本当にここを歩くの?と躊躇したりもしましたが(笑)。フットパスの標識みたいなものなんてないですからね。

「これは熊が出るんじゃないか?」と、思えてしまう道もいくつかありました。
( ̄▽ ̄;)

せせらぎと風の音、鳥の鳴き声を聴きつつ、二時間近く歩いていくと駅に到着。

駅前には温泉があるので、そこで汗を流しました。歩き疲れた足に温泉が染み入ります。

温泉の後は、ニセコ駅にある喫茶店でコーヒーを飲みつつ、列車を待ってました。ここはカレーも美味しいらしいのですが、それは次回に。

小樽では、とある老舗の蕎麦屋に行くつもりが残念ながら定休日。

そこで近くのアーケード街にある屋台村へ。

十軒ほどの屋台があり、イタリアンやジンギスカン、居酒屋などが。

その中の立ち飲みのバルへ。ここはあの酒場ライター、吉田類さんも訪れた店です。

地元のお客さんで早速賑わってました。観光客は少ない感じ。

ビールも小瓶で400円でしたし、おつまみの盛り合わせも500円。

余市産の甘エビの薫製なども入ってました。

気楽に飲めますね。

面白いのはこのバル、隣が立ち食いの寿司屋で、同じカウンターで繋がっているのです。だから、バルのカウンターでワインを飲みながら、同じ所に立ちつつ寿司屋から握りを「出前」してもらうこともできます。

握りも五カンで千円から。

ハシゴ酒前提のメニュー設定かも知れません。ここはやはり、数軒回るハシゴ酒が楽しいのではないのかと。

観光客の方にも良いかもしれませんね。

バルではスタッフや常連の方が話し相手になってくれて、楽しく過ごせました。

そして小樽でやり残していた…

バーガーキングのワッパー。確かにデカイ。

トッピングも色々できて、まるでサブウェイみたいですね。

思い残すことはとりあえず無くなったので、札幌に向かう電車に乗り込み、街の夜景を横目に帰路につきました。

ニセコはまた、秋にでも訪れてみたいですね。

秋の涼しげな風は、また違う薫りがしそうです。
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ゴールデンウィークだから色々と作ってみたり。

2012-05-03 | 日記
ゴールデンウィークですから、普段とはひと味違う料理なんかを作ってみたりしました。

一枚目は、朝食。

一応、一人分(笑)。

オムレツ、ベーコン、ソーセージに、サラダや生ハム、グレープフルーツも。

これを食べつつ…

シャンパン。

朝シャン。

朝日の差し込む部屋で飲むシャンパンは格別。

やはり、朝に飲むお酒ですね。

で、一緒に食べるパンはですね…

近くにシェラトンホテルがありまして、そこのベーカリーのパン。旨いのですよ。

散歩がてら、早起きして焼き立てのパンを買いに行くのも幸せなひとときですね。

クロワッサンなんてかじりながら、優雅な朝食でありました。

そのクロワッサンで夜には生ハムのサンドイッチを。

挟みすぎましたが(笑)



で、こんなものまで頂いたりしまして。


無添加のウニに…


アワビ。

絶対自腹じゃ買えないような食材ですから、逆にとことん贅沢な食べ方をしようかなと。

アワビを厚目にスライスしたら、殻に戻し、ウニを載せます。

土鍋に塩を敷き詰めて、日本酒をほんの少し垂らして、その上にアワビを載せたら五分ほど火にかけます。

湯気が上がったら火を止めて、しばらく蒸らせば…

「アワビのウニの焼き」完成。

不味いはずないです(笑)

とんでもなく旨い。

味付けはほとんど無し。アワビの食感も柔らかく、ウニの甘味が溶け合います。

素材の勝利。

あ、さすがにウニは半分はそのまま食べましたよ。日本酒がすすみまくりました。

他にも、ホッキやイカ、ホタテにエビなども頂いたので、半分は刺身に。

ホッキはやはり…

バター焼き。

イカなどは…

ペスカトーレに。

良い食材だから、確実に旨いものが出来上がるわけで。

ありがたいプレゼントでありました。

軽い、寿司屋の仕入れ状態でしたが(笑)

ビールを飲みつつ、こんな料理を作るのが、一番の自分へのご褒美かもしれません。
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花見酒。

2012-05-02 | 日記
札幌では開花宣言が出されたばかりなのですが、このところの暖かさで一気に桜が咲きました。

天気も良いので、桜を愛でに、札幌は琴似の農試公園へ。

道中の桜は既に咲き誇っておりました。




垂れ桜も。


農試公園の桜もこんな感じ。


途中でビールを買い…

一人でのんびり花見酒。

農試公園は火が使えないのが逆にいいですね。

北海道の花見と言えば、ジンギスカンを焼きつつ、大騒ぎするのが定番なんですが、正直、煙と匂いで桜どころではないのです。

その点、農試公園は親子連れやカップルがお弁当を広げて、ゆっくり静かに花見を楽しんでます。

本来、花見はこういうものなんじゃないかとおもうんですが。
(^_^;)

僕も桜を見上げながら、缶ビールを二缶、しみじみ味わっておりました。


春風にそよぐ桜。北海道で一番心地よい季節が始まります。
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