じゃ、僕の話をします。

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【三笠市食堂紀行三部作:番外編】「みつい食堂」の"昔ながらの"オムライス。

2022-07-26 | 食堂
「昔ながらのオムライス、って何ですか?」

三笠市の「みつい食堂」に再訪したその日は、北海道もついに夏らしい暑さとなりまして。

こちらの食堂、外観はバリバリの昭和感なんですが、中に入ると…思いの外、クーラーがガンガン効いてる。

食堂と言うと、どうしても夏場は扇風機に団扇で暑さを凌ぎながら…なんてイメージでしたんで。

こりゃ、ありがたい。

と思いつつ、オムライスをオーダーしたら、学生さんと思しき女性のスタッフさんが、周りの人生の先輩たるスタッフさん達に問いかけていたのが…「昔ながらのオムライスって、何?」と言う疑問。

どうやら、他のお客さんがオムライスを食べつつ、口にしたそのキーワードが気になった模様。

「ほら、今はオムレツを上でパカっと開くやつとか、オシャレなのがあるでしょ…」

と、その素朴な疑問に多少戸惑いを見せる、人生の先輩達。

正直、オーダーした客の至近距離で、そのメニューについて語られてしまうと、何だか微妙な居心地の悪さもあったりします(笑)。

つまりは要するに…

こう言うオムライスな訳ですが。

まさしく「昔ながらの」オムライス。薄焼き卵で包むタイプです。ラーメンスープも付いてます。完璧。

でも、10代の皆さんにはピンと来ないんですね。やはり。

このオムライスにテンション爆上がりするのは、基本、昭和生まれの人間ですからね(笑)。


それにしても見事なビジュアルです。

結局、納得したかどうかは微妙な、そのうら若きスタッフさんは、「暑いとオムライスがよく出ますよねー。」なんてプチ情報も。

そうなんだ…なんて思いつつ、鮮やかな色合いの薄焼き卵を突き崩し、赤く染まったチキンライスにケチャップを絡めつつ口に運ぶ。

これこれ。これが「昔ながら」。

その若き女性スタッフさんには、ありふれた日常のひとつかも知れないですが…

その目の前ではいつも、歴史的遺産とも言えるオムライスが連日、作り出されてる訳です。

それは実は、とても貴重な経験だったりする事に、彼女はいつか気づく日が来る…

と、期待したいです。

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