じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

『銀星食堂』でラーメンを。

2015-10-18 | 食堂
気になってたんですよ。

このラーメンが。

ただ、ここに来るとどうしても丼飯のついた定食か、カツカレーの大盛りか、オムライスの大盛りを頼んでしまうわけで。

ただ、この一杯。

世界遺産並みに素晴らしき一杯なのは確信しておりました。

普段いただいている定食の味噌汁も、いりこ出汁の風味がたまらない優しい味。

そんな味噌汁を作る大衆食堂のご主人なら、そのラーメンの味わいは間違いなく、僕の求める古き良きシンプルにして力強い味わいのはず。

で。

口にしたらその通り。

ひたすらあっさり。

飲み干したくなる、丁度よい塩梅。

テーブルのコショウと相性が良すぎる、そのスープの風味は、清く正しき大衆食堂のラーメンそのもの。

固めに茹であげられた麺はうねるように縮れていて、啜ると踊るように口に飛び込んでくる。

………なんて、色々語るのは野暮なくらい、気楽でスッと胃袋に納めることができるラーメン。

食べるとホッとします。

あれやこれやと難しいラーメンは苦手。確かに美味しいのかもしれませんが、そこまでやったら、もはやラーメンの形を借りた別の麺料理。

「ラーメン」って、本来は身近さと気楽さが大事。値段は五百円くらいで、頼むとすぐに出てくる。手間として最低限やるべきことを、丁寧に施した味。

あれ。

結局、色々語ってますね(笑)。

まあ、ともかく。

こうした、肩の力が抜けたラーメンが一番好きですね。

ちなみに。

定食を普通に食べてから、「あ、食える」と思って、このラーメンと丼飯(二杯目)をいただきました。

………ビール二本つきで(笑)。

一年に数回あるんですよ。食欲のリミッターが外れて、いくらでも食べられる日が。

最近、ここまで食べられる事が少なかったんですが、年齢のせいもあるかなと、自分の食欲の衰えに若干寂しさを感じてました。
(^_^;)

でも。

まだまだやれる。

あと十年は戦える(笑)。

食べられることのありがたさを感じたと共に…お店を後にした際、力が湧き上がる感覚が。

この感覚。

大衆食堂の持つ力そのものですね。

人を元気にするご飯が、いつでもニコニコしながら待ってくれてる。

近所にも、こんなお店が欲しいです。
コメント
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