じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

僕らが旅に出る理由

2011-05-07 | 旅行・駅弁
「一日散歩切符」ってのがありまして。

一定のエリア内で、JRの普通列車が丸一日乗り放題になる、と言う切符です。

ゴールデンウィークと言うことで、これを使って一日、普通列車に揺られて旅をしてきました。

目的地は行ける範囲の一番南、長万部。

六時過ぎに家を出て、始発から二本目の列車でまず札幌駅へ。

そして、札幌駅の立ち食い蕎麦で朝食。

天ぷらそばに稲荷寿司も付けちゃいました。

日本で一番残念な立ち食い蕎麦、なんて言われてますが、僕は好きですね。
(^_^;)

列車の旅のスタートは、やはりこうじゃなくちゃ。

そして、札幌から小樽行きの列車に乗り込みます。

列車は札幌市内を西へ進みます。

所々で桜が咲いてました。

この朝の時間は、普段は通勤の時間帯ですが、さすがに雰囲気は全く違いましたね。

程無くして、小樽の海が。

以前は小樽に祖父母がいて、幼いときは何度も通ったものです。久しぶりに小樽行きの列車に乗って、懐かしい思いがしましたね。

小樽から長万部行きに乗り替え。案外混んでいました。

見ると、いわゆる「鉄ちゃん」が乗客に多いんですね。

車窓の風景を写真に収めたり、先頭に行って(乗った車両は、客席から正面の窓がダイレクトに見ることができたのです)運転手気分に浸ったり。

列車の行き違いのため、いくつかの駅では長めの停車時間だったのですが、そのたびに彼らはホームに降りて列車や風景を写真に撮ってました。

楽しそうでしたね。
(^_^;)

やがて十一時過ぎに長万部に到着。曇り空もすっかり晴れてました。

で、長万部と言えば、彼です。

長万部のゆるキャラ「まんべくん」。

頭がアイリス、耳がホタテ、体がカニ、と、長万部名物で構成されています。

そんな彼は、ゆるキャラ界でもかなりの人気で、日本各地にファンがいます。

各地のイベントにも出没し、先日も博多どんたくに出てましたね。

彼はTwitterもやっていて、これが中々のインパクトでして(笑)

長万部に行く気になったのも、彼のTwitterがきっかけでした。

そして、昼食はまんべくんがTwitterでいつも絶賛している、「GRASS」と言う店に。

駅から徒歩三分ほど。喫茶店というか洋食屋と言うか。

店内は木をふんだんに使った、山小屋風の内装。

実際、マスターはアウトドア好きらしく、その関係のアイテムや写真が壁に飾られていました。

そして、まんべくんが一押しのメニュー…

オムライス。

これで普通盛りなんですが、一般的なオムライスの倍はありますね。

ジャンボサイズもあるようですが、それはご飯を四合使うみたいです。

まんべくんがTwitterで、それを食べるのを実況してましたが、かなり苦戦してましたね。

普通盛りでも、充分お腹一杯になります。

とにかくお腹一杯に、と言うのがこの店のコンセプトみたいです。

メニューには「ハンバーグアウトドアスタイル」「ポークソテーキャンプスタイル」なんてのもあって、チキンカレーも評判のようです。

次に来たときは食べてみたいですね。

帰り際、お店の方に、まんべくんのTwitterを見て来たことを告げたら喜んでました。

地元の方も彼の人気には驚いているようで、お店でまんべくんのライブもやりたいと話されてましたね。

「まんべくんの中の人って、どんな感じですか?」と聞きたかったのですが、我慢しました。
(^_^;)

天気もよく、腹ごなしに海岸を散歩。すぐ近くに砂浜がありました。

これが最高の風景でして。

青い空と海。心地よい潮風と波の音。

海の向こうには、うっすらと駒ヶ岳も見えました。

気持ち良かったですね。

ゆっくり海を眺めるのも久しぶりでしたが、何だか安らぎました。人生には波の音を聴く時間が必要ですね。

さて、一時間ほど散歩をして、今度は温泉へ。

駅から15分程の場所に温泉街があるのです。

この感じ、いいですね。

昔ながらの雰囲気が漂う、何とも言えない温泉でした。

風呂桶なんて「ケロリン」でしたからね(笑)

嬉しくなっちゃいましたよ。

風呂場には丸い浴槽が一つ。お湯は若干トロミのある感じで、ちょっと熱目。少し緑色がかってました。

入ると、これは効くなぁ、としみじみ。

源泉かけ流しなので、効き目は抜群。

ゆっくり浸かりましたね。

風呂上がりには冷たいビールを。列車の旅の特権です。
(^-^)b

まだ時間があったので、再び海に行って、潮風でクールダウン。

三時前の列車で今度は東室蘭へ。

車窓からは噴火湾のキレイな眺めが。

思えば、今日は一日で日本海と太平洋を眺めることができたのでした。

五時頃、東室蘭に到着。

飲むには丁度良い時間。(既に飲んでますが)

室蘭と言えば、やはりこれ。

室蘭焼鳥。

地元の有名店、「一平」の本店に行きました。

豚串のタレなんですが、何故か室蘭では「やきとり」。

これにカラシをたっぷりつけて食べるのが室蘭流。

もちろん、ビールに合うのです。

挟まってる玉ねぎの食感もいいですね。

店はすぐに満席に。

持ち帰りのオーダーもかなり入っているようで、長い焼き台は常に串で埋まってました。

もちろん、豚精肉以外の焼鳥や、それこそ鶏の串もあるんですが、ここではとにかく豚精肉のタレを食べてこそ、ですね。

元は、鉄工所で働く人が好んで食べたようで、そこで豚精肉だけど「やきとり」と言われるようになったとか。

脚光を浴びるようになったのは、「一平」が焼鳥の全国大会で優勝してからじゃないですかね。

札幌にも「一平」はありますが、やはりこういう味は地元で食べなくては。

室蘭と言えば、もう一つ。

カレーラーメン。

これも最近脚光を浴びてますね。

割りとサラサラしてました。野菜も多め。

市内のいくつかの店で出していて、カレーラーメンのノボリが目印。

さすがにお腹も一杯になり、すっかり暗くなったので、札幌に向かいました。

途中、苫小牧で乗り替えて、札幌に着いたのは夜十時。

たっぷり、列車の旅を堪能できました。

やはり、列車に乗って知らない街を巡るのは楽しいものです。

何と言っても、道中でお酒が飲めるのも素晴らしい(笑)。

いい気分転換になりました。

長万部で見た青い海と、オムライスのデカさは忘れないことでしょう。

また、こんな旅に出たいですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする