連載2回目で、OH!くん、牛とともにUFOにさらわれとるやないけ!!めっちゃ気になる!いきなりキャトルミューティレイショんかいな!!!(つづく)
OH!牛乳
おばあちゃんも、バッグが戻ってきたので、犬を買ってもいいなという気持ちになったらしい。戻らなかったら、飼うことにはならなかったんだろう。
娘に「あんた、犬欲しい?」と聞く。まあ、この段階で飼うの決定。娘は二つ返事で「うん、ほしい!」やっぱりな。そう言うと思っていたんだ。息子も「うん、まあ…。」っていう感じ。「来たら可愛がってくれるよね。」「そりゃもちろん。」そうだろそうだろ。
ホームセンターに電話して、ペットコーナーに、あの柴犬を買いたいので、押さえておいてほしいと伝えておく。15分後くらいに行くと。
おばあちゃんとわたしと、娘を連れて、ホームセンターに向かう。ケージなど積まなくちゃならなくなるかも…なので、わたしだけ自転車を引き、犬は歩いて連れて帰れるかな…と、昔、飼っていた犬の引き綱を持って行った。
わたしも、子供のときにはじめて飼った犬の印象がとても強い。かわいかった。
はじめて来た日なんか、うれしくてうれしくて、畳の部屋でふたりで(正確にはひとりと一匹で)ずっと遊んだ。
まあ、うちの子たちにも、今飼ったらきっと、そういう印象が残るだろう。
犬が死ぬときは、わたしが泣いたように泣くんだろう。子供のうちに、飼っておいたほうが良いし、今はチャンスみたいな気がした。
…それに、あのわんこは、キャンキャン吠えないし(にどまりに聴覚過敏の症状が出ているので、吠えすぎる犬はまずいのだ)、おりこうそうだ。それに、飼うなら柴犬だと思っていたんだよね…。
犬を受け取って、ほとんどずっとおばあちゃんが抱いて、娘が時々抱いて、わたしはその傍で、犬の飼い方について、いろいろな説明を受けていた。食べ物はドックフードと水で、人間の食べ物はやっちゃダメ…とのことで。わたしの幼いときに飼った犬…もともと身体、あんまり強くなかったんだけど、人間の食べ物を、普通にやってたなあ…と思い出した。30年前だからね…。昔はほんとに、味噌汁がけごはんなんてやるの普通だったし。たまねぎもやっちゃいけなかったんだよね…。でも、ほんと昔は、今ほど手厚く飼わなかったんだよ。
ワクチン接種も駆虫も済んでいるとのことで安心安心。狂犬病の予防注射や畜犬登録のことも聞いた。
それから、ケージだの食器だのドッグフードだの、要るもの一揃いそろえたら、こんもり…っていう感じになっちゃったので、お店の人が車で送ってくれることになった。荷物全部と、おばあちゃんと犬を乗せてってもらい、わたしと娘は自転車で帰ることにした。わんこを受け取って帰るとき、ペットショップの店員さん、総出で見送ってくれた。
うちに、犬が来る。犬が来るんだなあ…と思いつつ自転車を漕ぐ。
娘は、何日か前にふわふわの犬の夢を見ていた…なんて言う。やっぱ運命の犬?なんちゃってなんちゃって。