読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「白州次郎 占領を背負った男」(北康利著/講談社)

2006-01-10 12:43:46 | 本;ノンフィクション一般
この年になるまで、白州次郎の存在を知らなかった。吉田茂の本は何冊か読んだ筈だが、記憶に残っていない。日本の戦後の始まりを吉田首相と二人三脚でGHQと対峙しながら立ち上げた男、通商産業省を作った男、只見川電源開発を成功させた男、そして、白州正子の夫。不明を恥じる、の一言だ。 憲法改正についての論議が現実的な課題とし射程距離に入った今年、白州次郎が当時どういう気概でGHQに立ち向かったのかを知ること . . . 本文を読む