カレンの手術３（セカンドオピニオン）

腫瘍科担当医師の診察日に行った。

乳腺腫瘍を診察して、「年齢の割にはまだまだ元気だし、個人的意見としてはとってあげたい。」
しかも、左右乳腺を1回の手術で摘出できるそうだ。
ええ！？皮は足りるの？

カレンは乳腺幅が狭いから、下の方は大丈夫。
上の方は広がっててちょっと無理するけど、そこの部分は皮に点々と穴を開けて網状態にして引っ張って縫う。と。

この病院は複数の医師で複数の手術を集中してやるようで、手がたくさんある。
前の病院は医師が一人しかいないから、乳腺全摘出は手が足りないのだろう。

再発を防ぐために、子宮、卵巣も取ったほうが良いとのこと。
やはり破折した歯は抜歯しかなく、いっしょにやってくれるそうだ。
手術をするなら1回で済む（麻酔が）のがなにより。で、手術をすることにした。

手術前には全身検査、血液検査をするから、健康診断（犬ドック？）にもなる。
抜歯ついでに、歯石取りもやってくれるそうで、これはかなり嬉しい。

皮に穴を開けることになると、術後に傷口から体液が出るのをドレーンで処置したりするので入院が長くなる。
入院期間は5日の予定。手術は7月末になった。


手術数日前になって、割れた歯のブラブラ部分が取れているのに気が付いた。
取れた部分は行方不明。

な～んだ、自然に取れたじゃん。でも抜歯だよね・・・
残った歯の割れた面(外側）はギザギザになっていて、それを眺めていたら・・・あれ？もしかしたら反対側の歯も割れた後なのでは・・・と思った。

実は1年くらい前に、歯磨きしたら右上奥歯の歯茎から出血することに気が付いた。
そういえば最近、口臭がひどい。魚を食べていないのに、魚臭い。それに出血している歯茎の色がどす黒い。
これは歯周病だ。と思って、人間用の歯周病の薬を使い、1か月くらいで出血と魚臭さは無くなった。
薬を塗るために初めてその歯を見たわけで（奥歯なので・・）、表面がギザギザしていて汚い形をしているなぁ・・・と思ったのだった。

犬は、上あごの奥の大きな歯（上顎第四前臼歯）の破折が非常に多いそうで、まさに2本ともその歯。
割れたのは1年以上前ってこと。こちらも、なんで割れたんだろうね。

この歯も抜歯した方がいいのかも。
ということで、手術前日に診てもらったら破折であり、抜歯することになった。

さらに、しばらくはカットできないから・・・と、毛を刈っているときに眉間に米粒くらいの膨らみを見つけ、これも見てもらった。
これはイボで、大きくなることもあり、破れる場合もある。場所も場所だし（目と目の間で顔の真ん中。）取ることになった。

ということで、抜歯もう1本とイボ取りが追加になった。
麻酔をするのだから、できるものは全部やったほうがいい。
手術は、
　乳腺全摘＋卵巣子宮摘出＋抜歯2本＋イボ取り＋歯石除去。
と、盛りだくさん。

手術をするんだねぇ。かわいそうに・・・と、手術前の数日間、夫がいつもよりカレンの相手をしていた。
夫曰く「こいつは優しくすると図に乗る。」（笑

病院の待合室で。