風のささやき 俳句のblog

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夢爆ぜた未練いつまで百日紅 【季語:百日紅】

2018年08月25日 | 俳句:夏 植物

歩いていたら薄い紅の
百日紅が咲いていました

夏の終わりの頃
ふと顔を撫ぜる風に
秋の気配を感じました

けれどその心地よい風も
ものうく感じられました

胸のなかで潰れた
一つの小さな夢
それが現実であることを
また胸に覚えて

何かが弾けたような
百日紅の花に
夢の残骸を見るようでした


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