夏の川縁を歩いていた時のこと
背を伸ばしたポプラが二本
寄り添うように立っていました
その遠くには夏の雲が漂っていました
他に高い木もなくて
何故そこに二本だけだったのか
良く分からなかったのですが
何故かその姿が心に強い印象を与えました
お互いに支え合うような姿に
一本だけであったのならば
きっと寂しかったのだろうなと
勝手な想像をして
願わくは二本の木のどちらかが
欠けることなく寄り添うように
立っていられればと思っていました
夏の川縁を歩いていた時のこと
背を伸ばしたポプラが二本
寄り添うように立っていました
その遠くには夏の雲が漂っていました
他に高い木もなくて
何故そこに二本だけだったのか
良く分からなかったのですが
何故かその姿が心に強い印象を与えました
お互いに支え合うような姿に
一本だけであったのならば
きっと寂しかったのだろうなと
勝手な想像をして
願わくは二本の木のどちらかが
欠けることなく寄り添うように
立っていられればと思っていました
暑い夜が続いて
窓を開けて眠る日が増えました
風が心地よく
そのまま寝入ってしまうのですが
気になるのが蚊の侵入です
もちろん虫よけを炊いたりもするのですが
そんな物はなしですませるのが一番だなと思います
網戸も古くなっているので
風が強いとガタガタと音と立て
ここの所はハエトリソウを窓辺に移して
蚊を取ってくれとお願いしています
もっともそれで蚊の侵入を防げるとは思えず
脅しにはならないのでしょうが
僕の心の気休めにはなっているようです
高く伸びたポプラの木が
沢山の葉を茂らせていました
その木蔭から覗く青空は
その大きな葉の手形が
ペタペタと貼られたパッチワークのよう
空の青さと若々しい緑とが
溶け合った色彩は
一枚の絵画を見るようで
思わず見惚れていた僕でした
河原を歩いた時に
月見草をいただいてきました
そうして、一輪挿しに挿しました
その日
嫌なこともあって
気分がすぐれなかったので
その月見草に小言を
聞いてもらいました
月見草は黙って聞いてくれるので
良い相手
ひとしきり小言を言ったら
すっきりして眠った僕でした
傘をさそうか迷うぐらいの
小雨が降る中を歩きました
途中、坂道があって
上るのもきついなと思っていたのですが
道の端の至るところに紫陽花が咲いていて
その色とりどりの花を眺めながら
休み休み進むと
思った以上に苦しくなく
歩くことができました
それにしても
沢山の紫陽花が花をつけて見事
紫陽花を並べた
画廊を歩いているようでした
秋田を訪れた際
朝にもいだ胡瓜をいただきました
無農薬栽培のせいか
とにかく甘くて美味しいものでした
普段は胡瓜はあまり食べない自分ですが
その胡瓜は酒のつまみにと
何本も食べたぐらいです
小さな子供たちも
美味しいものはわかようで
胡瓜を手に掴んでは
大きな口でかぶりつき
まるまる一本食べていました
日に焼けた小麦色の頬っぺたが
りすのように膨らんでいました
友人と山間の酒蔵を訪ねました
広い中庭で
日本酒を買って試飲ができるので
それが目的です
沢山の人で賑わっていたのですが
タイミング良く席が空いて座れました
早速、小さな盃とお酒
それから簡単なおつまみを買って
酒を酌み交わしました
頭の上には若葉が茂り
程よい眩しさの木陰
近くには大きな川が流れ
涼しい風が吹きます
カヌーの練習もしています
手にした盃の面には
若葉の柔らかな緑が映えて
若々しい味わいを添えてくれるよう
ひといきで飲み干すと
初夏の賑わいが
口一杯に広がるようでした
(Haiku)
Empty my sakazuki,
Green leaves reflected within,
Taste of early summer.