風のささやき 俳句のblog

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詩や短歌も掲載しています

朝顔や月曜の朝にホッといる 【季語:朝顔】

2018年09月29日 | 俳句:秋 植物
いつものように月曜日の朝が来ました
眠り足りない目をこすりながら仕度を済ませ
少し重たい心のままで家を出ます

週末の間は忘れていた
今日やらなければいけないことが頭に浮かんできて
心も重く感じられます

そんな心が顔にも出ているのでしょう
我ながらしかめっ面で
顔もうつむきがちになります

そんな自分に
朝顔の花が目に入りました
まだ生まれたての楽しげな顔

その様子を見ていたら
胸の中の緊張感もちょっと緩んで
ホッとした気分を感じていました

鳴く事を厭わぬ虫の数多なり 【季語:虫】

2018年09月22日 | 俳句:秋 動物
とある空き地の側を通ったら
虫の声が聞こえてきました

何種類ぐらいの鳴き声が
そこにはあるのでしょう
僕の耳ではとても聞き分けられないのですが

その鳴き声は重なり合い
一つの調べとなって
僕の耳を楽しませてくれます

僕はしばらく足を止めて
静かにその調べに耳を傾けていたのですが
その音は休むことなく続きます

きっとどの虫もが
時間を惜しんで鳴いているからでしょう
怠け者の僕にはとても真似のできないことだなと
その勤勉さに頭が下がる思いでした

落栗を割る手怪しき都会の子 【季語:落栗】

2018年09月15日 | 俳句:秋 植物
知り合いの子供たちと
山に遊びに行きました

天気も良く暖かで
緩やかな山道をゆっくりと歩いて行きました

それにしても子供は疲れることを知らずに
山道を走って行きます
こちらはちょっと歩いただけなのに
息が切れているというのに

途中珍しく栗の木があり
落ち栗がその根元に転がっていました

興味を持った子供たちは
中の栗を出そうと一生懸命なのですが
その手つきはおっかなびっくり

普段自然と接する機会の少ない
都会の子なら尚更のことでした

片付けのやる気どこかに残暑かな 【季語:残暑】

2018年09月08日 | 俳句:秋 時候

引越しの荷物が届き
週末は片づけに
専念しようと思ったのですが

昼間の陽射しが強く
部屋で作業をしていると
大粒の汗が止まりません

やる気もすっかりと失せて
勢い作業をする手も止まり
クーラーをつけて涼んでしまいました

夜になってやればいいやと
高をくくっていたのですが
夜もさほど涼しくならず
結局、作業はほとんど進みませんでした


颱風裡会話に潰え三連休 【季語:颱風裡】

2018年09月01日 | 俳句:秋 天文
季節はずれのとても激しい台風が
通り過ぎた三連休のことでした

珍しく首都圏にも爪あとが残り
普段は意識しない自然の力の強さを思いました

僕は友人が家に泊まりに来るということで
雨の中駅まで迎えに行ったのですが

その後も
空模様は一向に良くなる気配も無く
結局友人がいる間中雨

せっかくの機会だったのですが
外に行く気にもなれず
夜遅くまでの会話で時間をつぶしていました