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風のささやき 俳句のblog

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オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

慣れぬ子も纏うスキーの速さかな【季語:スキー】

2025年02月01日 | 俳句:冬 人事

一番下の子供も
スキーに参加するようになりました

秋田で教えてもらいながら滑っていたのですが
怖いもの知らずなのでスルスルと
スピードに乗って降りてきます

何回か滑った後には
リフトにも乗っていました

兄たちも一年生からスキーを始めて
年に1~2回は滑っていたので
中級者コースを滑って降りてきていました
子供たちは慣れるのも早いですね

いずれにしろスキーを楽しめるのいいことだと思います

僕も大分前にスキーを滑ったことはあるのですが
全然、上手くもならずに寒いのも嫌で
今回もスキー場の側にあった温泉で温まっていました


着ぶくれてふくれっ面の赤子餅【季語:着ぶくれ】

2025年01月25日 | 俳句:冬 人事

先日、三男と一緒に歩いていたら
乳母車とすれ違いました

恐らく6カ月位の赤ちゃんが乗っていたのですが
頬っぺたがふっくらとしていて
かぶりつきたいぐらいです
そうして何故かちょっとしかめっ面

寒いせいでしょう
重ね着をしていて
体も膨らんで見えます

その様子がとても可愛らしくて
そうしてその膨らんだ様子が
どこかお餅を連想させて
しばらくその赤ちゃんから
目が離せませんでした


柚子湯にて柑橘系の肌のはり【季語:柚子湯】

2024年12月21日 | 俳句:冬 人事

昨日近くの温泉施設に出かけたら
柚子湯のサービスをしていました

小さな風呂に柚子を沢山入れたもので
良い香りが漂ってきました
入ると肌がさっぱりとして
今年一年の芥の禊をしたように
すっきりとした気分になれました

そのさっぱりした感じは
しばらく肌の上に続き
いつまでも柑橘系の爽やかさが
肌の上に残るようでした


丁寧な仕事干し柿待つ人に【季語:干し柿】

2024年11月09日 | 俳句:冬 人事

先日、秋田に出かけた時のこと

車で走っていたら
幾つかの家の軒先に柿が干されていました
東京ではなかなか見かけない代物
昔ながらの風景に
少し心が温まる思いでした

干し柿を作るには
大変な手間がかかるもの
子供のころ田舎の祖母が
皮をむいたりする姿を見て
大変だなと思っていたのですが

その手間をかけても
それを食べたいと待っている人がいるので
頑張ることができたのでしょう

きっと軒先に並んでいた干し柿も
それを楽しみ待つ人がいるのでしょう
一目見て丁寧な仕事で美味しそうでした


焼鳥屋そろそろ今年の憂さ晴らし 【季語:焼鳥屋】

2022年12月17日 | 俳句:冬 人事
仲の良い友人と飲みに行きました

お互いの予定を考えると
恐らく今年会えるのも最後

一緒に出かけた温泉の話やら
あっという間に過ぎた一年の出来事を
二人で振り返りながら酒を酌み交わしました

日記を読み返すと
毎日色々とやっているのですが
体感的にはあっという間の一年でした

布団出し空いた押し入れ秘密基地 【季語:布団】

2022年11月19日 | 俳句:冬 人事
冬用の掛布団を押し入れから出しました
そうしてスペースの出来た押し入れ

早速、目ざとい三男が
そのスペースを見つけて遊び始めました

曰く、そこは自分の部屋で
夜もそこで寝るのだとか

そうして出撃となると
そこから飛び降りて
煩く騒ぎ立てます

本当に子供はどこにでも
自分の遊ぶスペースを見つけるので
油断も隙もありません

もっとも自分も
小さい頃には押し入れで
遊ぶことが大好きでしたが

耳掛の少女一輪ドア際に 【季語:耳掛】

2022年02月12日 | 俳句:冬 人事

朝の電車に乗っていたときのこと

僕の目の前には
白い耳当てをした
若い女の人が一人
ドアにもたれかかって
外を眺めていました

そのドアのガラス窓からは
朝日が差し込んで
その女の人を包んでいます

その姿がまるで
今、咲いたばかりの
一輪の花のようにも見え

少しの間通勤の疲れを
忘れさせてくれました


人込みに香水を嗅ぐ初仕事 【季語:初仕事】

2022年01月08日 | 俳句:冬 人事

初仕事の日
少し重い気分で電車に乗りました

だらけきった寝正月
頭もまだしゃっきりとせず
眠気が頭の真ん中に居座るようでした

目的の駅で
たくさんの人と一緒に
電車を降りて歩き始めると
とても甘い香りが鼻につきました
香水の香りです

急に漂ってきた甘さは
気付け薬としては十分でした
億劫に思える日々の生活に
また戻るのだと実感しました


すり寄るは小便臭き子古蒲団 【季語:蒲団】

2021年11月21日 | 俳句:冬 人事
朝晩が寒くなると
手放せなくなる厚い布団

朝は布団から出るのが億劫で
ついつい起きる時間も遅くなり
ぎりぎりまで布団の中にいます

それは子供たちも同様のようで
いつまで布団の中でグズグズと目覚めず
布団を剥がれると
僕の布団の中に入ってきます

僕は僕で布団から出たくないので
その子供を抱えて
布団の中で丸くなります

最後は怒られて起きるのですが
それまでのちょっとの間

小便臭いおしめをの子供を抱え
ぬくぬくとしている時間が
とても幸せに感じられる冬の朝です