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風のささやき 俳句のblog

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オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

春風邪や熱のある子の火照り顔【季語:春風邪】

2025年04月12日 | 俳句:春 人事

三男の熱が高かったので
その日は休んで看病をすることにしました

もっとも熱があっても
大抵はテレビを見たりYouTubeを見たりと
余裕をかまして休みを楽しんでいるのですが

その日は熱も高く少しぐったりとして
僕のスマホで遊びながら
いつの間にか眠ったりしていました

その熱のある三男ですが
熱でちょっと弱って目が少し潤んでいて
頬っぺたがいつにも増して赤らんで
不謹慎ですがいつもよりも可愛く見えて

嫌がられながら
無理に抱き付いたりしていた自分です


愛すれば笑い返す子卒業す【季語:卒業】

2025年03月22日 | 俳句:春 人事

卒業式を迎えた子供たち

思い返せば色々とあって
沢山の楽しい思い出を
子供たちにもらったなと思います

一生懸命に可愛がれば
その分だけ笑顔を返してくれる子供たちに
自分はどれだけ救われてきたのかなと思います

もちろん馬鹿なことばかりするので
怒鳴り散らしたりと
子供たちからすれば煩い父親なのでしょうが

だんだんと体も大きくなり
どんな人に育って行くのだろうと
その将来に期待したい気持ちもありますし
それと同じぐらいに心配な気持ちもあります

けれど僕ができるのは
これからの子供たちの歩みを
愛情を持って見守るぐらい
見守ることもきっと大変な作業なのでしょうが

スーツ姿の子供たちは
何処か頼もしく見えました


雛壇にはしゃいだおぼこも今や母【季語:雛壇】

2025年03月08日 | 俳句:春 人事

母が送った雛人形を前に
嬉しそうに笑っている姪の写真があります

あどけないままの
小さな頃の写真です

その姪も今や娘を育てる母親になり
時の流れの速さと
受け継がれ繰り返される生活を
愛おしく感じます

雛壇は姪の幼い娘に受け継がれて
母の雛壇に込めた思いも
受け継がれていれば良いなと思います


ゴールデン・ウィーク髭ともおさらばし 【季語:ゴールデン・ウィーク】

2024年05月11日 | 俳句:春 人事

ゴールデンウイークは
近場に買い物に出かけるぐらいで
家で漫画を読んだりダラダラと過ごしました

ちょっとした休みだったので
無精ひげも伸ばして
何処まで伸びるかなと試してみたのですが
最後の方で気持ち悪くなり
休みが終わる前に剃ってしまいました

その髭と同じように
ゴールデンウイークなんて
そんなものがあったのかしらと思えるぐらい
また慌ただしい日常が戻ってきました


生真面目や横断歩道の入学児 【季語:入学児】

2024年04月13日 | 俳句:春 人事

子供たちの保護者会に出かけた時のこと
ちょうど下校時刻に重なったようで
青になった横断歩道を
新一年生が列をなし手を挙げて渡っていました

その手の上げ方の一生懸命なこと
力を入れて頭上に真っ直ぐに手を伸ばしています
その横では上級生が見守ってくれているので
余計に力が入るのでしょう

その初々しさがとても可愛らしくて
横断歩道を渡る様子を見ていました

その初々しさはいつまで続くのでしょうね


春炬燵足は突き出し寝る子かな【季語:春炬燵】

2024年03月23日 | 俳句:春 人事

まだ炬燵がリビングの真ん中で
存在感を示しています

自分はあまり炬燵に依存しないで生きていけるのですが
家族の皆は炬燵の虜

そこで寝ている姿を見かけることも良くあります

週末にも子供たちが炬燵の中で
テレビを見ているうちに
眠ってしまったようです

ただ、そろそろ暑く感じるのでしょう
半分足を出して
お腹に布団をかける要領で寝ていました

そろそろ炬燵も主役の座を降りて
入れ替えですね


まぶしさは日々目に見えて卒業す【季語:卒業】

2024年03月09日 | 俳句:春 人事

授業が早く終わり
帰ってくる日があるとの話を
三男がしていました

卒業式の予行演習のようで
5年生と6年生のみが参加
それ以外の学年は授業も早く終わるようです

もうそんな時期なのだなと
改めて暦を眺めました

だんだんと卒業式に臨む袴姿なども
見かける時季ですね

日差しも日毎に強くなるように感じられて
卒業を祝福するかのようです


打ち勝つは他人か自己か受験生 【季語:受験生】

2024年02月10日 | 俳句:春 人事

受験のシーズン
受験生を持つ親御さんは
色々と気を使いますね

我が家でも次男は中学を受験しました
兄弟が騒ぐので
家では勉強できないと
図書館に通って勉強をしていました

自分が小学生の頃は受験などと言う考えが
頭をよぎったことも無かったのですが

親は公立で良いよと言い
塾通いを始めた次男を
どうせ途中で止めるだろうと見ていたのですが
結局、受験まで来ました

子供には受験勉強をしていれば
何をしても良いものではないと伝えています
受験勉強を通じて、人としても立派になれ
と理想論を述べているのですが
余計なお世話でした

受験が終わったら自由に遊ぼうと伝えました


取り尽くす勢いありて汐干狩 【季語:汐干狩】

2023年05月06日 | 俳句:春 人事

自転車で走っていたら
海と川が入り混じる河口に
人が沢山いるので
何だろうと思ってみると
潮干狩りでした

まだ福岡に来たばかりの頃
こんな所で、潮干狩りができるのかと
少し驚きました

家からはさほど離れていない
それなりの町中なので
まるで潮干狩りなど
想像もしていなかったのですが

きっと楽しい季節のイベントなのでしょうね
大人も子供も熱中しているようでした

その後、スーパーに寄ったら
アサリが随分と安く
もしかしたら自分たちで取って来たのではと
そんなつまらないことを考えました


片付かぬ春炬燵まだ潜る君 【季語:春炬燵】

2023年03月18日 | 俳句:春 人事

春分の日も間近
だいぶ暖かくなってきたのですが
炬燵好きの家族たち

炬燵にもぐりこんで
ゴロゴロねたりしているので
中々、片付けようと言い出せません

確かに、温かい炬燵で
まったりとテレビを見たりしている時間は
至福の時間なので
否定するものではないのですが

炬燵の中でゴロゴロとする
家族を見ながら
熱くていらないと言われるまでは
片付けを我慢しようかなと思います

 # 2020 春に