下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

恐山

2019-08-14 07:31:55 | 92山

二七日の法要を終えた翌日、恐山にでかけた。
家からの恐山往復はほぼ50年ぶりだ。
母のことだから、三途の川を渡れず、奪衣婆と話し込んでいるだろう。

どんよりとした、今にも降り出しそうな空を見上げ出発。
全行程、舗装の上を歩くので、キーンのスポーツサンダルを履いた。
往復30kmの歩きとなるが、状況により、帰りはバスも利用可能だ。

自宅から、小学校時代に住んでいた新町通りへ。
車では何度も通っているが、歩くのは久しぶりだ。
消防署前の交差点に着く。
壱百弐拾四丁の丁塚石。
恐山街道の起点となる。
ここからは、この丁塚石を一つ一つ減らしてゆくだけだ。
二又あたりで、小雨となる。
半袖Tシャツにアウターを重ねた。
一本杉あたりから、本降りとなり、ポンチョに変えた。
最初は、バタつくのを嫌い、ポンチョの上から、ザックを背負った。
しかし、本格的に降り出したので、ザックを中に入れ直した。
足がひんやりと濡れて、気持ちがいい。
冷水で喉を潤し、パノラマラインとの分岐に着いた。
ここからは、宇曽利湖に向かって下りとなる。
湯坂の急斜面は土砂が被ったり、苔が付いたりで、滑らないように気をつけた。
降りきると宇曽利湖湖畔となり、三途の川に太鼓橋が架かる。
最近(といっても10年は経つような・・・)橋のたもとに、奪衣婆と懸衣翁の石の像が建てられた。
柳の木まで植えられて、撮影スポットとなっている。
雨も止んできた。
バスの待合室で、ポンチョをザックに入れ、食堂で早い昼食を食べた。
混雑する駐車場をあとに、帰路についた。




消防署を過ぎると、ゆるい上りとなる。恐山街道の始まりだ。




道端では、丁塚石とともにお地蔵様が見守ってくれる。





一本杉。奇特な方がいるもので、あちこちに地名版が設置されている。




三本杉。視線誘導標をあと数メートル移動できなかったものか。無粋。




冷水。ここで手を洗い、口をすすぎ恐山に入る準備をする。




恐山側から見た山門。雨とガスでライトを点けて車は走る。




三途の川に架かる太鼓橋。




奪衣婆と懸衣翁。




湖の向こうに見えるはずの大尽山や朝比奈岳は雲の中だ。




混雑する駐車場をあとに、帰路につく。



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