親戚の不幸があり、先週は呑み続けだった。
90歳代。
老衰であったため、大往生と言っていいだろう。
昨日は飲み疲れて、9時頃まで寝ていた。
散歩後、朝食、昼食兼用の食事を取り、風呂に入って行動開始。
といっても、完全休業なので読書三昧である。
たまたま読んでいたのが平谷美樹の「でんでら国」を読み終わった。
60歳になると、食扶持を減らすため、村をでて山に向かう「姨捨」の物語だ。
飢饉のときでも、年貢を納めてくるこの村を訝しむ、代官所との丁々発止のやり取りも面白い。
大々的な捕物に火縄銃まででてくるが、死者が一人も出ないところは、作者の優しさか。
柄にもなく、この国の福祉の有り様まで考えてしまった。
思えば、兄が死んだ歳を超えた。
3年後には父の死んだ歳となる。
明日は我が身、の年齢に達しているのだ。