☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

剣岳

2009-07-09 19:10:32 | 徒然

テレビでの番宣華やかりし頃から「絶対行こう!」と
思っていた映画「剣岳・点の記」。
内容はともかく、あまりに美しい映像に魅かれた。
この「美しい日本」は、見ておかなくては、、、。
 
とにかく映像美がすばらしかった。
「雪と雨のシーンが80パーセントだったね、、、」と
映画が終わって話していた人がいたけれど
何せ夏でも雪の剣岳、仕方がない。
 
そそり立つ立山連峰の峰々。
季節によって、光によって、向かう角度によって
表情を変える剣岳。
自然の営みの美しさ、過酷さ、神々しさ、、、。
ある映画館では、終わった時観客から拍手が起きたとか。
「海外の人にも多く見てもらいたい」と思った。
そして悲劇の嫌いな私にとっては
「誰も死ななかった」のが良かった!
 
「何をなしえたか」ではなく「何のために」が大切だ
と言うテーマも今日的だ。
それは一人ひとりに問われていること。
「何のために」と聞かれて答えることは難しい。
たやすく答えを出すことより
いつも自分に向けて問い続けることに意味がある気がする。
 
本当に今、もう大義名分等の時代は去ろうとしている。
そこで君は、、、そして私は、、、
「何のために」が問われている。
そしてその「何」の方向性により「結果」が出る。
短い間に、、、。

立山連峰には思いいれがある。
富山には毎年1度か2度訪れている。
剣岳の上り口のある「称名の滝」も何度か訪ねた。
映像でも、水が透明でとても美しかった。
立山・黒部アルペンルートを通り
「室堂」にも春・夏・秋のそれぞれシーズンに数回行ったことがある。

初めて訪れたのはたしかゴールデンウィークだった。
富山の友人に旅行の手配を全てお任せしていた。
聞いたホテルの料金がちょっと高かったので
「グレードが高いホテルなの?」「料理が豪華?」、、、と
考えて「もしそうならきちんとした服がいる」と
用意したのを覚えている。
 
行って見て分かった。高いのは標高だった。
弥陀ヶ原ホテルは標高1930メートル。
夕方、かって知ったる友人の誘いにホテルの会議室へ。
外を見た。夕日が輝くその下には、一面の「雲海」。
あまりの美しさ、その神秘に息を呑んだ。(上の写真)
 
映画でも草の上で休む主人公二人の目の前は
真っ赤な夕日に一面の雲海。
素晴らしいシーンがあった。
私たちが行った前の日までホテルはすっぽり
霧に包まれて何も見えなかったらしい。
ホテルの人に「良かったですね!」と言われた。
レストランからみた富山湾の夜景も素晴らしかった。

夏に行った時はチングルマが美しかった。
まだ室堂には雪があり寒かった。
ライチョウもいた。
下から見上げた剣岳はすぐに登れそうな気がした。

弥陀ヶ原の秋は紅葉が美しかった。
弥陀ヶ原ホテルの人の案内で付近を散策する。
雨模様で傘をさして歩いた。
ふと傘が重くなったのを感じて空を見上げると雪が、、。
雨が雪に変わったのだ。
赤や黄色に色づいた木々にに真っ白の雪、、。
見る見るあたりが幻想の世界に変わっていく。
10月10日頃だったと思う。
深いピンクの夕暮れ。
この時も天に感謝した。

映画と思い出が一緒になって
豊かな時を運んでくれた。
                       
 
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あなたも魔法使いになれる・... | トップ | 祇園祭・・・縄がらみ<祇園祭... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ソクシラベ)
2009-07-11 18:33:29
はじめまして、新着から来ました。
「劔岳 点の記」を見られたのですね。
私は以前測量をしていましたので、測量をテーマにした映画がヒットして、嬉しいですね。
低い山ですが、基準点を設置して、「点の記」も作製したことがありますね。

もし、測量などのお仕事がありましたら、測量・地質調査マッチングサイトソクシラベを運営していますので、ご利用ください。
境界や敷地の測量、土地家屋調査士、地盤調査、井戸掘り、建物の損傷度調査、水質試験などの業者をさがしたい場合には、本サイトをご利用ください。(ご利用は無料です。)
その他、詳しいことは、
http://sokushirabe.net/
をご覧ください。
返信する
点の記 (フェアリー☆ドリーム)
2009-07-13 11:10:18
「点の記」という言い方も面白いですね!
自然を相手の仕事はリスクも大きいですね。
いつまでも残ってその仕事が生き続けるのがいいですね
返信する

コメントを投稿

徒然」カテゴリの最新記事