☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

この指に星よとまれと天仰ぐ・・・風のうた 

2009-09-21 00:19:19 | 風歌
 
 風のように吹き過ぎる時の流れ
 その一瞬、その一時が輝きを見せる
 大切な時、大切な思い、大切な人…
 三十一文字に閉じ込めたちょっと以前の風のうた
 稚拙なところが思い出を呼んだりだりして…


   大宇宙(おおぞら)に大祈願の声こだまする満月(つき)待つ人の心結びて

 三十年の学びの道に想い馳せふと仰ぎ見る青紅葉かな

 若葉道登り詰めれば神護寺の御仏の笑み何故か身に染む

 コンチキチン秋刀魚の刺身突付きつつ祭談義に夜は更けゆく

 宵山の京の熱風髪に受け団扇片手に鉾町巡る

 函谷鉾上りて眺める人の海祇園囃子の波打ち返す

 空近し乗鞍岳の残雪と白を競いてチングルマ咲く

 真夏日や早蕨の道巡りつつ遠き昔の風の声聞く

 この指に星よとまれと天仰ぐ流星群に時を忘れて

 韃靼の轟き渡る二月堂炎巻き上げ春を呼ぶなり
 
 
 一瞬の、一時の、風を捉えた風のうたを
 詠っていければと思う今日
 吹き過ぎる風の豊かさを、その色を、その香りを
 感じ取れることを願う                   

                  
 
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