☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

岩走る白き流れの清しさよ・・わが夏のうた2024

2024-09-05 00:00:15 | 風歌

酷暑・猛暑超えの夏 
地震・大地震の予告・大型異常台風等々…
連日の報道はそれに拍車をかけるが如く
他諸々「外」はどんどん騒がしくなる…

しかし真夏の太陽は輝きを増し
ひかり燦燦!!青い空には真っ白なモクモク雲
人々は外に繰り出し京の街にもあふれんばかり…

祇園祭に大文字…
今も生き続ける京の町衆の心意気がひときわ力を増す
それを感じると身の内に小さな灯りが燈る
年月を経て一入…

自作の梅シロップに赤紫蘇シロップ
ジンジャーシロップも2度
それもすべて飲み終わった…

そんな今年の夏も9月に入りお騒がせ台風を経てほっと一息
でもいつもは8月の半ばを過ぎれば聞こえてくる秋の虫の声も
今年はいまだ聞こえない
そんなこんなのこの夏の始まりからのわが夏のうた(短歌)を…


店先の茅の輪くぐりて水無月を蓬プレーン黒糖きな粉

「お使い物」を買いに出かけた、今や全国的に知名度が上がり
大評判の菓子店の本店には、お庭から店先に向かう入口の門に
大きな「茅の輪」が!ちょっとびっくり…
その後、「水無月」は(「6月30日」に食べて夏越の祓えをする)
「ここで買おう」と決めていたこの町の老舗の和菓子屋さんへ
ここの店先にも入口に合わせた小さい「茅の輪」が…
水無月、出来立てらしくとっても美味しそうだったので
今年はプレーンだけでなくいろいろと…
「あんまり美味しいものではない」とずっと思ってたけれど(前にも書いた)
よく味わってみると今回は「どれもなかなかの美味」でした!


水無月のお供はゆかしい加賀棒茶夏越の祓えの祈りをそっと

「はて」水無月に合わせるのはお抹茶?玉露?それとも…と
考えて「水無月だからな」とほうじ茶好きというのもあり
香りも香ばしい「加賀棒茶」に…

思いもかけぬ元日の「大地震」から早や半年が過ぎた
ただただみんなが穏やかな日々が過ごせることを…
より自分を見つめ知らぬ間に身に着けた重い荷物を降ろし
もういらなくなったものを手放していくことを…


風そよぎ真夏の緑が歌い出す光燦燦木漏れ日揺れて

光燦燦、真夏の深き緑がさまざまに…
木漏れ日に映る葉陰が濃く深くいろいろな模様を織り成す
今年は一層目を奪われる!
光が強烈なせい?!
風に揺れるとなおさら…
文字通り美しき夏模様!                     
                 


岩走る白き流れの清しさよ森の緑に水音高く

飛沫(しぶき)あげ岩肌走る水清く木霊す音が涼を運びて

初めて泊る宿
一晩中近くに沢の音が響いていたので
朝、散歩がてらに見に行ってみた
林の中にゴツゴツした岩の中を
水しぶきを上げながら走る白い流れが…
       
          


故郷の松の青葉に蝉時雨墓に向かいてただ手を合わす

松の青葉の緑が目に沁む
それに降り注ぐような蝉時雨
盂蘭盆会
故郷の墓に心鎮めてただ手を合わす…


これ如何に猛暑酷暑をはるか超え月下美人も開かぬ夏を

長きに渡り我が家の夏を彩る風物詩「月下美人」
今年は6月に一つ芽を付けてそっと一輪咲いて
その後7月に一つ芽を付け蕾を膨らませ
「今夜は開く!」と今か今かと一晩待ったけれど
そのまま開くことなく朝が来た…
後は芽のひとつも付けることなく今に至る
あまりの暑さのせいか…
夜になっても30度近くの気温が下がらぬせいか…
この夏たった1輪😢
多少葉が日焼けにより弱っているけれど
どの鉢も茎も葉もそれなりに元気に伸びているのに…
秋に咲く薫り高く豪奢な月下美人を期待しよう!!

        
                
                          

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