個性的な品揃えで知られている書店「恵文社一乗寺店」の名物店長だった堀部篤史さんが、独立してご自身のお店「誠光社」を開店されました。昨年11月のオープン以来、SNSで流れてくる来訪者の声や、店とか商品とかの写真を見てると、興味ワクワク~。先日、ついに訪ねてまいりました。
場所は京阪線・神宮丸太町駅から徒歩5分ほど、庶民的な雰囲気の路地を入ったところに、ありました!「誠光社」の看板が。
京都の町屋らしい奥に長い店内、明るい木板のナチュラルな雰囲気。奥のレジカウンターには、噂の堀部さんがいらっしゃいました。こぢんまりしているのだけど、書棚に詰まっているどの本も、見事に興味深いです。まさに、店主のテイストで「編集」されている本の並び、お~、この本の横に、これ来るか~!みたいな、楽しく新鮮な驚きがいっぱいです。新刊もあれば、古書もあり。まさに本のセレクトショップ。
堀部さんが、このお店を始めた理由は、こちらの記事で拝見。本の流通の裏側って、思いの外フクザツそうですね…。どんな商売でも、支持してくださるお客様に喜んでもらえる品揃えをして、ロスなく売り切っていくこと、それが目指すべきところで、しかも相当に難しいことなんですよね。そんな全うな商売の原点に挑戦されてるんだな…と感心いたします。
小さなお店なんだけど、お客様もけっこう入ってました。じっくりひとつひとつの棚を眺めているとあっという間に時間がたちます。こんな素敵なお店を応援する手立てとしては、もう、売上に貢献するしかない!と思っているのですが、時間的余裕がなく、とりあえず、こんな小さな買物になりました…。
三瀬夏之介さんの作品には、とっても興味を持っているのですが、なかなかお目にかかれません。(昨年のパラソフィアの関連展、見に行こうと思っていた日のお昼に終了してしまっていたのは、大きなショックでした…。)
いかにも、他の書店で売ってなさそうな本を選んだつもりでしたが、Amazonでも売ってた…。次はゼッタイ、そこでしか買えない本を狙います!
レジカウンターの前には、小さな展示スペースがあって、かわいらしい折り紙細工が飾られていました。期間限定で、いろいろな作品が見られるようです。また、時々は、ゲストを招いてのトークイベントも行われています。どんな感じかな~。行ってみたいな~。
本を媒介に人が集い、情報が発信され、文化のダイナミズムが生まれる…そんな場所であり続けてくださることを、とっても期待しています!また、行こう!!