わがホーム・ミュージアムである滋賀県立近代美術館にまとまったコレクションを持ち、常設展示室の1室で紹介している小倉遊亀さんの没後10年の回顧展が、(なぜか?)兵庫県立近代美術館で始まりましたので、2月とは思えない暖かい日差しのなか、神戸まで行ってきました。
この展覧会は、滋賀県立近代美術館と兵庫県立美術館の相互協力による事業の一環とのこと、ということはこの先、兵庫のコレクションをまとまって借りる事もあり??
それはさておき、ポスターやチラシなども、おなじみの遊亀さんの作品。展示作品の半分くらいは当館所蔵の作品で、遠征に出ている親戚の子の様子を見に行くような、初めてのフシギな感覚。
それでも、いつもは15点前後程度の作品で遊亀さんの画業を駆け足で見ているのを、さすがに100点もの作品があると見応えがすごくあって、作品の背景や遊亀さんの人となり等もある程度わかっているので、これまでになく堪能できる展覧会となりました。
今までに図版でしか見たことのなかった「径」に出会えて感激だ!この何ともいえない明るい空気感よ、見ていると心が柔らかくなるようでした。他にも、見たことのない作品に、あ、こんな色使いもするのか~、とか、こんな表情の女性も描くのね、とかいろいろと発見もあり、また違う遊亀さんに出会えたような気持ちになりました。
自分の信じた画業の道を、ひたすら真面目に追求し、変化をおそれず新しい試みも大胆に取り入れて、また、結婚もしてお子さんも持って、同じ女性として貪欲ともいえるその生き方にはすごく尊敬するところがあります。そして、私は遊亀さんの作品を見るときに、どうしても何歳の時の作品か、というのを見てしまうのですが、60歳(世間では定年退職)を過ぎて、どんどん新しい境地を開いて、70歳とか80歳を過ぎても、すごく生き生きと描いていおられるのを見ると、自分の人生もまだまだこれからだ!と元気をもらうように感じるのです。
4月4日(日)まで。けっこう辺鄙な場所なのに、午後6時までやっているのはエライ!
この展覧会は、滋賀県立近代美術館と兵庫県立美術館の相互協力による事業の一環とのこと、ということはこの先、兵庫のコレクションをまとまって借りる事もあり??
それはさておき、ポスターやチラシなども、おなじみの遊亀さんの作品。展示作品の半分くらいは当館所蔵の作品で、遠征に出ている親戚の子の様子を見に行くような、初めてのフシギな感覚。
それでも、いつもは15点前後程度の作品で遊亀さんの画業を駆け足で見ているのを、さすがに100点もの作品があると見応えがすごくあって、作品の背景や遊亀さんの人となり等もある程度わかっているので、これまでになく堪能できる展覧会となりました。
今までに図版でしか見たことのなかった「径」に出会えて感激だ!この何ともいえない明るい空気感よ、見ていると心が柔らかくなるようでした。他にも、見たことのない作品に、あ、こんな色使いもするのか~、とか、こんな表情の女性も描くのね、とかいろいろと発見もあり、また違う遊亀さんに出会えたような気持ちになりました。
自分の信じた画業の道を、ひたすら真面目に追求し、変化をおそれず新しい試みも大胆に取り入れて、また、結婚もしてお子さんも持って、同じ女性として貪欲ともいえるその生き方にはすごく尊敬するところがあります。そして、私は遊亀さんの作品を見るときに、どうしても何歳の時の作品か、というのを見てしまうのですが、60歳(世間では定年退職)を過ぎて、どんどん新しい境地を開いて、70歳とか80歳を過ぎても、すごく生き生きと描いていおられるのを見ると、自分の人生もまだまだこれからだ!と元気をもらうように感じるのです。
4月4日(日)まで。けっこう辺鄙な場所なのに、午後6時までやっているのはエライ!